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GeneXus 18 のクラウドネイティブ

最高のエクスペリエンスを実現するには、それを常にサポートするシステムが必要です。つまり、ビジネスニーズに適応できる最新のシステムです。
このようなシステムでは、数百万ものユーザーやトランザクションを必要とする場合もあります。また、ビジネスの季節性に応じてスケールアップやスケールダウンが必要な場合もあります。複数のサブシステムを持つ大規模なシステムであることもあれば、1 つの小規模なアプリケーションであることもあります。サブシステムごとに更新の周期が異なる場合もあります。また、システムの一部のみにインストールが必要な場合もあります。適切に運用するためには、トラブルシューティングの方法も定義しておく必要があります。最後に、セキュリティとプライバシーをどのように扱うかを定義する必要があります。
そのため、パフォーマンス、拡張性、柔軟性、セキュリティ、プライバシー、可観測性の各側面について定義する必要があります。システムとその進化のモデリングが必要です。
GeneXus 18 を使用すると、クラウドを最大限に活用する、複雑で拡張性に優れた最新の安全なソリューションを柔軟に構築できます。

クラウドでの高い拡張性

GeneXus 18 では、アプリケーションの柔軟性と無制限の拡張性を実現できるように、サーバーレスコンピューティングのサポートが強化されています。サービスとして機能する関数 (FaaS)、非リレーショナルデータベース (NoSQL) を開発およびデプロイし、クラウドプロバイダーが提供するメッセージキュー (これもサービスとして提供される) を使用してマイクロサービスと通信できるようになりました。Amazon Web Services と Microsoft Azure という業界をリードするプロバイダーに特に重点を置いています。

NoSQL データベース

GeneXus は既に NoSQL データベースや、キャッシュ、イベント処理、オブジェクトストレージ、全文検索向けのサービスをサポートしており、システムの拡張性を向上させていました。GeneXus 18 ではこれがさらに進化し、NoSQL データベースをデータストアとしてサポートするようになりました。つまり、GeneXus では、リレーショナル DBMS の場合と同じように For Each コマンドやデータプロバイダーでそのデータストアにアクセスできます。
NoSQL データベースとしては、まず DynamoDB がサポートされます。

サーバーレスの関数

プロシージャーを関数としてデプロイできるようになりました。この関数は HTTP、REST、キューのメッセージなどからトリガーされます。
AWS Lambda 関数HTTP トリガーの Lambda 関数タイマートリガーの Lambda 関数EventBridge トリガーの AWS 関数Queue トリガーの AWS 関数AWS Lambda 関数としてデプロイ
Azure FunctionsAzure Functions としてデプロイタイマートリガーの Azure FunctionsHTTP トリガーの Azure FunctionsService Bus と Queue Storage をトリガーとする Azure FunctionsAzure Functions を監視する方法

サーバーレス サービス バックエンド

データプロバイダー、REST API、バックエンド全体をサーバーレス環境にデプロイできます。
AWS Lambda と AWS API Gateway を使用した AWS サーバーレスへのモバイルサービスのデプロイ
API Management を使用した Azure サーバーレスへのモバイルサービスのデプロイAzure サーバーレスデプロイの MSBuild タスクサーバーレスデプロイにおける Azure Storage への静的ファイルのデプロイ

柔軟な設定

デプロイ時または実行時に設定を行い、実行時にアプリケーションが設定に適応できるように、実行時に環境変数 (EnvVar) を読み込む新しい API が提供されています。

高い拡張性のサンプル

このような機能の一部を簡単に試せるように、拡張性に優れたアーキテクチャを備えたソリューションのモデリングを行うサンプルナレッジベースと、基盤となるインフラストラクチャを作成するコードを用意しています。
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FestivalTickets - High Scalability Sample

セキュリティ

システムの複雑さと重要度が上がるにつれて、セキュリティとプライバシーがより重要になっています。また、ライフサイクル全体ですべてのコンポーネントでセキュリティとプライバシーを実装することが難しくなってます。そのため、セキュリティのモデリングが鍵となります。GAM がこれまでにないほど堅牢になり、最先端の ID プロバイダーを完全にサポートするようになりました。さらに、生成されたコードの全体的なセキュリティが強化されました。GeneXus 18 でビルドされるアプリケーションは、これまでより少ない労力で、これまでにないほど安全になります。
ID プロバイダーとの統合は、資格情報を適切に処理するよう委任し、シングルサインオンするための鍵となります。GeneXus 18 では OpenID Connect のサポートが追加されたため、Okta や Oracle などの ID プロバイダーをサポートできるようになりました。これにより、GeneXus 18 は次の主要プロトコルをすべてサポートすることになります: OpenID Connect、OAuth 2.0、SAML。
多要素認証 (2FA、OTP、TOTP) と生体認証も、適切な ID 処理で鍵となる認証方法です。それにより、パスワードを覚える必要もなくなります。GeneXus 18 では以下のそれぞれについてサポートが追加されます。
OpenID Connect (OIDC)2FAOTPTOTP生体認証

最新のテクノロジー

クラウドを最大限活用するため、また、将来への対応として、GeneXus 18 では、フロントエンドだけでなくバックエンド向けにも最新テクノロジーに対応したコードを生成します。

Java

生成されたアプリケーションをビルドするために、新しいビルドシステムが実装されました。これは Gradle がベースとなっており、Maven のパッケージリポジトリと統合されます。さらに、コードは、アプリケーションが GeneXus でどのようにモデリングされたかに応じて一貫性のあるフォルダ構成で生成されます。コードは UTF 8 で生成され、コンパイルで JDK 17 (LTS) をサポートするようになりました。

.NET

.NET ジェネレーターは .NET 6 (LTS) を生成します。これは .NET Framework ジェネレーターの進化版です。GeneXus の最新機能、Microsoft プラットフォームの最新の改善点、それにクラウドを活用できるように、環境を .NET 6 に移行することをお勧めします。
.NET ジェネレーターの標準クラス

リポジトリマネージャーの統合

標準クラスとサードパーティのクラスが NuGet または Maven の公開リポジトリから取得されるようになりました。これにより、ジェネレーターがこれまでより速く進化します。また、これまでにないほど速くコンポーネントを更新できます。それらのパッケージの最新セキュリティパッチを取得するために GeneXus を更新する必要はありません。
さらに、.NET で、外部オブジェクトが固定のファイルではなくパッケージを参照できます。
(*) 今後のアップグレードで、ほかのジェネレーターにもこの機能が追加される予定です。今後はさまざまな分野でリポジトリマネージャーが使われることが増えていくと考えられます。
[ .NET Package ID ] プロパティ[ .NET Package Version ] プロパティ

中国向けの新しい RDBMS

中国の企業にとっては、ミッションクリティカルなソリューションは完全に中国のテクノロジーをベースにしたものであることが重要です。そのため、GeneXus 18 は、将来への備えとして Dameng のサポートを追加します。

OpenAPI

REST サービスのインポートと提供の両方で、OpenAPI 3 の仕様がサポートされるようになりました。
さらに、REST サービスの OpenAPI 仕様にセキュリティ仕様が含まれるようになりました。そのため、自社ソリューションで提供する API のサードパーティへの統合も迅速に行えるようになりました。
[ OpenAPI version ] プロパティ


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Created: 23/04/24 18:12 by Admin Last update: 23/04/24 18:12 by Admin
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