フローのトリガーメッセージを指定します。区切り文字に「;」を使用して複数のメッセージを入力できます。
オブジェクト: Conversational Flows
フローのトリガーメッセージは、AI エンジンがユーザーのクエリの意図を認識するように学習させるのに役立ちます。
トリガーメッセージにはエンティティへの参照 (&EntityName) を含めることができます。
また、次のような、システムエンティティへの参照を含めることも可能です。
トリガーメッセージには 2 つの意図があります。
- 意図をより適切に認識します。
- ユーザーのクエリからいくつかのユーザー入力値を自動的に推論し、それらの指定を不要にします。
次に例を示します。
I. Conversational Flows Instance の Flow: Greetings を次のように定義できます。
トリガーメッセージは次のようになります:
意図が検出されると、モデリングされたとおりにフローが実行されます。
この例では Conversational Object の次の値が実行されます: "GreetingsProcedure"。時間帯に応じた &Greeting を返します:
parm(out:&Greeting);
&datetime = now()
if &datetime.Hour() >= 12
&Greeting =!"Good afternoon!"
else
&Greeting = !"Good morning"
endif
この挨拶をエンドユーザーに表示するため、[ Messages ] プロパティは &Greeting コンテキストパラメーターを使用します。
II.トリガーメッセージでエンティティ参照を使用します。
次のフローがあり、その意図は、アクティビティ用の無料のチケットを要求するか、市内の場所を訪問することとします。
トリガーメッセージは次のようになります: "I need &numeric tickets for a guided visit to &ActivityName:{Solis Theater}"
&numeric は「PromotionalTicketsQty」(Numeric データタイプ) というユーザー入力を参照します:
&ActivityName は 「ActivityName」([ Match With Entity ] プロパティが True、[ Entity ] プロパティが ActivityName) を参照します。
ユーザーが「I want 3 tickets for a guided visit to Solis Theater」と要求した場合、「PromotionalTicketsQty」の値と「ActivityName」の値が自動的に推論されます。ユーザーにこの情報を求める必要はありません。
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