GAM Deploy Tool は多目的ツールで、そのすべてが
GeneXus Access Manager を使用したアプリケーションのデプロイに関連しています。
GAM Deploy Tool は GeneXus 内から ( [ ツール ] > [ GAM ] > [ デプロイファイルを作成 ] ) またはスタンドアロンモード (下記の「ダウンロード」を参照) で実行できます。
このツールは、GAM データベースで更新する必要がある情報を本番運用に取り込むことを目的としています。
知られているようなエクスポート/インポートユーティリティではなく、GAM データベース構造および関係を前提とし、GAM データモデルの整合性を保持しながら、段階的にデータをインポートできるツールです。
GAM データベースからデータをエクスポートすると、本番運用のデータベース (異なる DBMS を使用) に取り込むすべてのエンティティまたはその一部が含まれるパッケージが取得されます。
エンドユーザーは、データベースにインポートする目的のエンティティ (アプリケーション、ロール、ユーザーなど) を選択できます。
本番運用のデータベースにある一部のテーブルのレコードには、エクスポートパッケージに含められないものもありますが、インポートプロセスでこのようなレコードを削除することはありません。
一般的にデータは削除されず、必要に応じて更新されます (DBMS の通常のインポート/エクスポートユーティリティと異なる点です)。
ツールは、レコード間の関係を削除せず、関係を追加または更新します。たとえば、ロールがアクセス許可とともにエクスポートされた場合に、このロールが本番運用のデータベースに既に存在していたとします。ここで、アクセス許可の一部がロールと関連付けられていない場合、そのようなアクセス許可との関係が作成され、このロールのアクセス許可テーブルとのその他の関係 (インポート前に存在していたもの) が削除されることはありません。
インポート時、アクセス許可とロールの階層が考慮され、データをエクスポートしたときのデータベースに存在したものと同じ関係が保持されます。
GAM ユーザーは 1 つまたは複数の GAM リポジトリに関連したエンティティで、インポート時にこの点が考慮されます。詳細については、「
Import Users - GAM Deploy Tool」を参照してください。
GAM Deploy Tool を使用して実行できるさまざまなオプションを次に示します。
すべてのプラットフォーム (SQL Server、MySQL、PostgreSQL、Oracle、DB2) をサポートします。ツールは ADO を使用してデータベースに接続するので、接続する DBMS の対応する ADO クライアントが必要です。iSeries の場合は、クライアント V6R1 が必要になります。
Oracle の場合、ポートとデータベース名を tnsnames.ora ファイルに指定する必要があります。
ツールを実行すると、ログファイル (GamLog.log) がユーザーの一時ディレクトリーに保存されます。
- GAM Deploy Tool で任意のアクションを実行するには、「gamadmin」ユーザー (リポジトリ 1 で定義済み) を使用する必要があります。
- GAM データベースからデータをエクスポートするには、GAM のバージョンに対応する GAM Deploy Tool を使用する必要があります。
たとえば、GAM データベースバージョン 3.0.6 の場合は、ここからツールをダウンロードします。
つまり、GAM Deploy Tool はそれぞれ対応するバージョンのデータベーススキーマに基づいています。
- GAM データベースの構造を更新するには、ツールのスキーマ更新オプションを使用します。たとえば、データベースバージョン 4.0.3 に更新するには、そのバージョンに対応した GAM Deploy Tool を使用し、以前のバージョンの GAM データベースのデータベーススキーマを更新します。
- GAM Deploy Tool 4.0.3 を使用してデータベース 4.0.3 からエクスポートしたパッケージを 3.0.6 データベースにインポートすると、再編成が実行され、データベースの構造が変更されます。この方法でもデータベーススキーマが更新されます。
GAM Deploy Tool のコマンドライン (Windows のみ)
GAM Deploy Tool のコマンドライン (Windows と UNIX 系オペレーティングシステム)