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GAM Deploy Tool のコマンドライン (Windows および Unix 系オペレーティングシステム)

GAM Deploy Tool のコマンドラインは、任意のプラットフォーム (Windows または Unix 系) で使用し、UI から行うのと同じアクションを実行することができます。ただし、GAM データベーステーブルの作成と再編成は、再編成スクリプトを使用して DBA で実行できるため対象外となります。
このツールでは複数のタイプのアクションを実行できます。呼び出しは次の形式にします:
Java: tomcatproduction/webapps/XXX/WEB-INF/classes/com/kbname#
java -cp "../../../lib/*" genexus.security.api.agamdeploytool "<Action> <Corresponding Flags>"

.NET Framework: \Models\XXX\CSharpModel\web\bin
 agamdeploytool.exe "<Action> <Corresponding Flags>"

.NET: \Models\XXX\NetCore\web\bin
 dotnet agamdeploytool.dll "<Action> <Corresponding Flags>"
データベースへの接続に使用する構成ファイルは現在のディレクトリーに置かれている必要があります (Java の場合は client.cfg、.NET の場合は client.exe.config)。このツールはデプロイ環境に置いて実行するのが理想的です。.NET の場合は仮想ディレクトリー \bin directory の下に置きます。Java の場合は Webapp の下です。
このツールを実行する際に GAM データベース接続設定 (サーバー、ポート、パスワードなど) を指定する必要はありません。それらの情報は前に説明した設定ファイルから取得されます。
このツールは、対応する DBMS ごとに、GAM ライブラリと一緒に配布されます。

 ツールのパラメーター


このツールで提供されるアクションは次のとおりです:
アクション 説明
-Initialize GAM データベースをメタデータを使用して初期化します。
-Import パッケージをインポートします。
-UpgradeGAM GAM データベースのバージョンを更新します。再編成が必要な場合、ユーザーは再編成を行った後、このツールアクションを実行する必要があります。
-Help このツールで使用可能なアクションを示します。
-Export GAM データベースのデータをエクスポートし、それを .gpkg パッケージに格納します。
-GetConnections リポジトリごとに接続を取得します。UpdateConnectionFile オプションでパラメーターとして送信される、リポジトリ GUID および接続名を取得するのに役立ちます。
-UpdateConnectionFile 取得した接続データを使用して、Connection.gam ファイルを更新/作成します。
-xml_config_file XML ファイルのみを受け取る特別なフラグです。ツールで指定したすべてのパラメーターが、アクションも含めてロードされます。XML 形式は -GenerateXML フラグで指定します。
-GenerateXML サンプル XML を生成し、標準出力で表示します。このサンプル XML はツールに対する入力として使用でき、対応するタグの値を変更します。

アクションごとにフラグが異なります:
 

Initialize

フラグ 説明
-admin_name GAM の管理者名です (既定値: gamadmin)。
-admin_pass GAM の管理者パスワードです (既定値: gamadmin123)。
-xml_config_file  string すべてのパラメーターが設定されている XML ファイルのパスを指定します。このフラグが設定された場合、ほかのフラグはすべて無視され、ファイルパラメーターのみが考慮されます。 
-help アクションに対して予想されるフラグを表示します。
 

UpgradeGAM

フラグ 説明
-admin_name (*) GAM の管理者名です。
-admin_pass (*) GAM の管理者パスワードです。
-xml_config_file  string すべてのパラメーターが設定されている XML ファイルのパスを指定します。このフラグが設定された場合、ほかのフラグはすべて無視され、ファイルパラメーターのみが考慮されます。 
-help アクションに対して予想されるフラグを表示します。
(*) 必須フラグ。
 

Export

フラグ 説明
-admin_name (*) GAM の管理者名です。
-admin_pass (*) GAM の管理者パスワードです。
-target (*) パッケージが格納されるターゲットディレクトリーです。
-rep_guid (*) エクスポートするリポジトリの GUID です。
-full_export (true/false) True の場合、フルエクスポートを実行します: すべてのロール、ユーザー、およびアプリケーション。
-exp_users (true/false) ユーザーをエクスポートするかどうかを指定します (full_export が False の場合のみ)
-exp_roles (true/false) ロールをエクスポートするかどうかを指定します (full_export が False の場合のみ)
-exp_eve_subscriptions
(true/false)
イベントのサブスクリプションデータをエクスポートするかどうかを指定します (full_export が False の場合のみ)。GeneXus 15 Upgrade 12 以降で使用できます。
-verbose (true/false)  
-apps エクスポートするアプリケーションの GUID のリストです。形式: App_Guid_1,App_Guid_2,App_Guid_3
-roles エクスポートするロールの GUID のリストです。形式: Role_Guid_1,Role_Guid_2,Role_Guid_3
-pkg_name エクスポートしたパッケージに付ける名前です。
-xml_config_file すべてのパラメーターが設定されている XML ファイルのパスを指定します。このフラグが設定された場合、ほかのフラグはすべて無視され、ファイルパラメーターのみが考慮されます。形式はインポート SDT の形式と同じです。
(*) 必須フラグ
 

Import

フラグ 説明
-file_path_package インポートするパッケージを受け取ります。
-admin_name (*) GAM の管理者名です。
-admin_pass (*) GAM の管理者パスワードです。
-admin_user_name 管理者のユーザー名です。
-admin_role_guid(**) 管理者ロールの GUID です。
-upd_rep (true/false) 既存のリポジトリを更新するかどうかを示します。
-upd_rep_guid  更新するリポジトリの GUID を示します。-upd_rep フラグが True の場合に使用します。
-new_rep_create (true/false) 新しいリポジトリを作成するかどうかを示します。
-new_rep_name (**) 新しいリポジトリの名前です。
-new_rep_namespace(**) 新しいリポジトリの名前空間です。
-new_rep_guid (**) 新しいリポジトリの GUID です。
-new_rep_admin_name (**) 新しいリポジトリ管理者の名前です。
-new_rep_admin_pass (**) 新しいリポジトリ管理者のパスワードです。
-new_rep_conn_usr_name (**) 新しいリポジトリ接続のユーザー名です。
-new_rep_conn_usr_pass (**) 新しいリポジトリ接続ユーザーのパスワードです。
-imp_auth_types (true/false) 認証タイプをインポートするかどうかを示します。
-imp_sec_policies (true/false) セキュリティポリシーをインポートするかどうかを示します。
-imp_users (true/false) ユーザーをインポートするかどうかを示します。
-imp_roles (true/false) ロールをインポートするかどうかを示します。
-imp_full すべてのエンティティ (auth_types、sec_policies、users、roles、apps、connections、eve_subscriptions) をインポートすることを示します。GeneXus 16 Upgrade 6 以降で使用できます。
-disable_upd_role_prm (true/false) データベースに既に存在するロールの権限をインポートするかどうかを示します。
既定値は false です。
-imp_apps (full/none/custom) アプリケーションをインポートするレベルです。
  • full: すべてのアプリケーションをすべての権限と一緒にインポートします。
  • none: アプリケーションに関して何もインポートしません。
  • custom: -imp_apps_details に従って設定されます。
-imp_apps_details (***) インポートする "GUID,Boolean" ペアのリストです (applicationsGuids,ImportPermissionsOfThatApplication)。
形式: App_Guid_1,Imp_Prms_App1;App_Guid_2,Imp_Prms_App2;App_Guid_3,Imp_Prms_App3 
-imp_connections パッケージ接続をインポートします。接続名は <元の名前> + リポジトリ ID に変わります。
新しいリポジトリの場合は、このフラグの値に関係なく、新しい接続が必ず作成されます。
リポジトリが更新されており、-imp_connections が True の場合、接続ユーザー名が既存の接続の接続ユーザー名と同じでないと、その接続がインポートされます。つまり、接続は更新されません。
-imp_eve_subscriptions イベントのサブスクリプションデータをインポートします。GeneXus 15 Upgrade 12 以降で使用できます。
-verbose (true/false)  
-connection_gam_file_path connection.gam ファイルが生成されるターゲットディレクトリーです。
-xml_config_file すべてのパラメーターが設定されている XML ファイルのパスを指定します。このフラグが設定された場合、ほかのフラグはすべて無視され、ファイルパラメーターのみが考慮されます。 
-help  
(*) 必須フラグ。
(**) new_rep_create フラグが True の場合に必要です。
(***) imp_apps フラグが custom の場合に必要です。

 

GetConnections

フラグ 説明
-admin_name (*) GAM の管理者名です (gamadmin など)。
-admin_pass (*) GAM の管理者パスワードです (gamadmin123 など)。
-xml_config_file    すべてのパラメーターが設定されている XML ファイルのパスを指定します。このフラグが設定された場合、ほかのフラグはすべて無視され、ファイルパラメーターのみが考慮されます。
-help アクションに対して予想されるフラグを表示します。
(*) 必須フラグ。
 

UpdateConnectionFile

フラグ 説明
-admin_name (*) GAM の管理者名です (gamadmin など)。
-admin_pass (*) GAM の管理者パスワードです (gamadmin123 など)。
-target connection.gam ファイルが生成されるターゲットディレクトリーです。
-connections (*) 次の形式で示されるリストです: <GuidRepoA>,<NameOfAConnectionOfRepoA>;<GuidRepoB>,<NameOfAConnectionOfRepoB>
-xml_config_file すべてのパラメーターが設定されている XML ファイルのパスを指定します。このフラグが設定された場合、ほかのフラグはすべて無視され、ファイルパラメーターのみが考慮されます。 
(*) 必須フラグ。
 

ツールの実行方法の例

GAM データベースの初期化 (.NET)

C:\Models\TestGDT\NetCore\web\bin> dotnet agamdeploytool.dll -initialize -admin_name testadmin -admin_pass testadmin123

GAM データベースバージョンのアップグレード (.NET)

C:\Models\TestGDT\NetCore\web\bin> dotnet agamdeploytool.dll -upgradegam -admin_name gamadmin -admin_pass gamadmin123

接続の取得 (.NET Framework)

C:\Models\TestGDT\CSharpModel\web\bin> agamdeploytool.exe -getconnections -admin_name gamadmin -admin_pass gamadmin123

接続ファイルの更新 (.NET Framework)

C:\Models\TestGDT\CSharpModel\web\bin> agamdeploytool.exe -updateconnectionfile -admin_name gamadmin -admin_pass gamadmin123 -target C:\Models\TestGDT\CSharpModel\web\ -connections 92b783a2-2a50-4261-8ba7-684fb780967d,GAM-Manager

新しいリポジトリの作成 (Java)

root@ubuntu:/opt/tomcatproduction/webapps/Test/WEB-INF/classes/com/kbname# java -cp "../../../lib/*" genexus.security.api.agamdeploytool -import -admin_name gamadmin -admin_pass gamadmin123 -file_path_package /home/sabrina/test.gpkg -new_rep_create true -new_rep_name testrepo -new_rep_namespace testrepo -new_rep_admin_name adminnew -new_rep_admin_pass admin123 -new_rep_guid 19bd e07d-8b37-4668-8c65-4cab29d8a38c -verbose true -new_rep_conn_usr_name newconn -new_rep_conn_usr_pass newconn123 -admin_role_guid 2a984733-5308-4444-b893-473200d40eda -imp_connections true 

リポジトリのエクスポート (Java)

root@ubuntu:/opt/tomcatproduction/webapps/Test/WEB-INF/classes/com/kbname# java -cp "../../../lib/*" genexus.security.api.agamdeploytool -export -target /home/sabrina -admin_name gamadmin -admin_pass gamadmin123 -full_export TRUE -pkg_name test -rep_guid 1e89a9ca-bc52-482b-a344-c4cda4a9cc8f
 

重要な注記

  • パッケージがある場合、client.cfg をクラスにコピーする必要があることがあります。
  • ツールのアクションを実行するときに DBMS への接続でアクセスが拒否されるエラーが発生する場合は、次を参照してください: SAC #43289
 

使用可能バージョン

GeneXus 16 Upgrade 5 以降で使用できます。


linux

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Created: 20/01/08 20:08 by Admin Last update: 24/03/25 23:57 by Admin
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