GeneXux X Evolution 3 では GeneXus Access Manager データベースの構造が変更されたため、新しいバージョン 3.0.6 にアップグレードするには再編成が必要です。
データベースの再編成は GeneXus の F5 キー操作で自動的に実行されます。また、次に説明するように、GAM Deploy Tool を使用して実行することもできます。
GeneXus Evolution 3 でナレッジベースを開く
以前のバージョンで作成されたナレッジベースを GeneXus Evolution 3 で開くと、次の処理が行われます:
1.F5 を実行すると、GeneXus で GAM Examples (GeneXus X Evolution 3 で配布されています) をインストールするように求められます。
ユーザーがダイアログを閉じた場合や、すべてのオプションの選択が解除された場合、GAM Examples はインストールされません。GAM API は、新しいバージョンの GAM ライブラリにアップグレードするために必要なため、必ずインストールされます。
2.GAM 外部オブジェクトと選択したオプションがインポートされた後に、次のダイアログがユーザーに表示されます:
このダイアログは、GAM を 3.0.6 バージョンに更新するにはデータベースの再編成が必要であることを警告するものです。このメッセージの確認後、データベースが再編成されます。
3.0.6 バージョンへの再編成
基本的に、再編成は次のように行われます (ここに示されていない別の新しいテーブルも作成されます):
セッションテーブル:
- New SesExtToken2 Varchar (1024) NLS Null
- New SesOauthTokenMaxRenew Numeric (4) Null
- New SesOauthTokenExpire Numeric (6) Null
- New SesOauthScope Varchar (1024) NLS Null
アプリケーションテーブル:
- AppCliSecret Character (120) NLS
- New AppCliAllowRemoteAuth Boolean Null
- New AppCliAllowGetUserRoles Boolean Null
- New AppCliAllowGetUserAdditionalDa Boolean Null
- New AppCliLocalLoginURL Varchar (1024) NLS
再編成スクリプトの名前は ReorganizationScript305To306.txt で、"<GX>\Library\GAM\Platforms\Net<DBMS>" にあります。
GAM Deploy Tool および GAM データベース 3.0.6 について
スタンドアロンの GAM Deploy Tool の [ GAM スキーマの更新 ] オプションを使用すると、データベースを最新バージョンに更新できます。
3.0.6 データベースからエクスポートされたデータを 3.0.5 データベースにインポートしようとすると、データベーステーブルの再編成に関する警告メッセージが表示されます。
3.0.6 データベースからエクスポートされたデータは、3.0.5 データベースへはインポートできません。
互換性に関する注記:
GeneXus Evolution 3 より前のバージョンで生成されたアプリケーションは、GAM データベース 3.0.6 を使用できます (GAM のリモート認証タイプが使用されていない場合のみ)。SAC 35625 を参照してください。
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