アクセシブルな名前 (エレメントのラベル) を設定する方法を示します。
| Based on Control | アクセシブルな名前の値は、テキスト ブロック コントロールのデスクリプションから取得されます。 |
| Custom | アクセシブルな名前の値を直接入力して設定します。これが既定値です。 |
項目属性/変数、
AudioController、
ボタン、
キャンバス、
Flex、
グリッド、
画像、
タブ、
テーブル
[ Accessible Name ] プロパティに「Custom」を設定すると、
[ Accessible Name Custom ] プロパティが提供され、アクセシブルな名前を入力できます。
[ Accessible Name ] プロパティに「Based on Control」を設定すると、
[ Accessible Name Control ] プロパティが提供され、テキストブロックを選択できます。その選択したテキストブロックのデスクリプションが、アクセシブルな名前として使用されます。
このプロパティとそれに関連するプロパティを使用することで、次の典型的な問題を解決できます:
ボタンコントロールが画像のみで使用され、キャプションがない場合、それが表すアクションの目に見えるデスクリプションがスクリーンリーダーに示されません。アクセシブルな名前とそれが表すアクションを示すことで、この問題が解決されます。
ボタンコントロールに、ボタンを押したときに実行されるアクションに関する情報を提供しないキャプションが設定されている場合、これらのコントロールは、それが表す内容をスクリーンリーダーに正しく示しません。
たとえば、「ユーザー設定」ボタンの [ Caption ] プロパティにユーザーのイニシャルが設定されている場合などです。アクセシブルな名前として「ユーザー設定」を使用することで、視覚的にユーザーのイニシャルを維持しつつ、スクリーンリーダーはボタンが押されたときに実行されるアクションを正しく理解できるようになります。
項目属性/変数コントロールを、 [ Read only ] プロパティに「False」を、 [ Label Position ] プロパティに「None」を設定した状態で使用すると、これらのコントロールには目に見えるデスクリプションがありません。
これらのコントロールのアクセシブルな名前を追加することで、そのデスクリプションが提供されます。
[ Accessible Role ] が「Region」に設定されたコンテナでは、領域の内容を表すために [ Accessible Name ] を指定する必要があります。この場合、領域のデスクリプションがテキスト ブロック コントロールに含まれているのであれば、 [ Accessible Name ] に「Based on Control」を設定することが推奨されます。
注: このプロパティは、使用対象のコントロールのパフォーマンスや機能にいかなる影響も与えず、コントロールにセマンティックを与えるだけです。
このプロパティは設計時にのみ適用されます。
Plant Care の例では、次のアクセシブルな名前がコントロール上で視覚的に強調されています:
このプロパティは
GeneXus 18 Upgrade 5 以上で使用できます。
[ Accessible Role ] プロパティ