ここでは、GeneXus 18 Upgrade 5 の機能の概要と使用上の注意について、GeneXus 18 Upgrade 4 との相違点を基に説明します。
Upgrade 5 は 8月 29日にリリースされました。

ダウンロード

https://www.genexus.com/en/developers/downloadcenter?data=5996

概要

Angular アプリにアクセシビリティのサポートが追加されるため、このアップグレードでは生成されるアプリケーションの UX が改善されます。UI は API がチャンク単位で送信した応答を表示することができ、生成 AI の API と対話する際に特に役立ちます。また、新しい Event Messaging API が備わっており、イベント駆動型シナリオのサポート拡大に向けて前進しています。標準以外のプラットフォームのインストールが自動化されるようになったため、GXflow ユーザーにとって、新しいアップグレードの採用が容易になります。
以下に、いくつかの分野における他の興味深い機能の一覧を示します:

デザイン

• デザインシステムの [ Styles ] により、CSS プロパティと gx プロパティをプロパティエディターで表示および設定することで、Theme オブジェクトの機能に近づけることができます。詳細については、「デザインシステムのクラスのプロパティを設定する方法」を参照してください。

モデリング

• Suggest は、データプロバイダーからのデータのロードをサポートしています。
• パネル内の UI コントロールに、アクセシビリティをモデル化するための専用のプロパティが追加されました。

Angular

• HttpClient データタイプのサポートが追加されました。
• アクセシビリティのサポートが追加されました ( [ Accessible Name ] プロパティ、 [ Accessible Role ] プロパティ、 [ Accessible Name Custom ] プロパティ、 [ Accessible Name Control ] プロパティ)。
• ページングのサポートなど、Tabular グリッドコントロールでのいくつかの改善。

バックエンド生成

• .NET
  • Azure イベントグリッド用の Event Messaging API。
  • Azure Functions が Blob Storage によってトリガーできるようになりました。
  • GeneXus Office Module が .NET でも利用できるようになりました。
  • PDF レポートでの PDF/A のサポート。
• Java
  • HttpClient データタイプでのチャンク化されたメッセージのサポート。

GXflow

• データベースの再編成が必要な新しいデータベースバージョン。
• 標準以外のプラットフォーム (.NET/DB2、Java/Oracle など) の自動的なインストール。 

DevOps

• 影響分析レポート: スクリプティングだけでは再編成ができない場合、新しいメッセージで通知します。

GXtest

• [ 期待値として設定 ] ボタンがアサーション比較機能タブで使用できます。
• HTML レポートが改善されました。
• [ ユニットテストを作成 ] オプションを使用する場合に、SDT および SDT コレクションの初期化が改善されました。
• [ テスト結果 ] ウィンドウで、テスト結果によるフィルタリングが可能となりました。

考慮すべきインストールと互換性の側面:

• GXflow:
  • データベースの再編成が必要な新しいデータベースバージョン。
  • MySQL に対してサポートされる新たな最小バージョン (5.7.0)。

すべての詳細 (機能、互換性、問題)

以下のリンクから機能、互換性の側面、問題、および詳細を確認してください。
GeneXus: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;4;V18;5;V18;4;
GeneXus Server: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;6;V18;5;V18;4;
GXflow: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;3;V18;5;V18;4;
GXtest: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;7;V18;5;V18;4;