最近のアクセス:
Query オブジェクトの互換性

GeneXus 18 Upgrade 1 での変更点

ここでは、GeneXus 18 以上に加えられた変更の詳細を示します。

編集とビルドの改善

UX の改善

  • クエリとダッシュボードは Unanimo のデザインを採用しています (ナレッジベースの既定のスタイル)。

モデリングの改善

  • GeneXus 18 では、移動平均、差異、累計など、データ分析を改善するためのメソッドが提供されています。詳細については、「[ Show values as ] プロパティ」を参照してください。
  • GeneXus 18 では、クエリのエレメントに説明がなくても構いません。その場合は値のみを表示します。
  • GeoPoint データタイプの完全なサポートが追加されています。これはマップを使用する場合に非常に便利です。
  • また、テーブルとピボットテーブルの出力タイプに、[ Title ] プロパティが追加されました。
  • [ TotalForRows ] プロパティ[ TotalForColumns ] プロパティが、ピボットテーブルとテーブルの出力で要約されないインジケータ用に提供されています。
  • ItemClick イベントマップでも使用できるようになりました。これを使用すると、ある地域をクリックしてその地域に関する情報を表示したり、その地域に関するより詳細なクエリに移動するといったことが可能になります。

セキュリティの向上

ソフトウェア要件

GeneXus 17 Upgrade 1 での変更点

Query オブジェクトの [ Axis ] プロパティと [ Visible ] プロパティは、GeneXus 17 Upgrade 1 で全面的にリファクタリングされました。詳細については、こちらを参照してください。

GeneXus 16 での変更点

ここでは、GeneXus 16 Upgrade 11 以上での Query オブジェクトの変更点について詳しく説明します。
GeneXus 16 Upgrade 11Query オブジェクトを使用する場合、GeneXus Server を同じアップグレードまで更新する必要があります。詳細については、互換性のセクションを参照してください。

文法の変更点

Query オブジェクトに関連する文法が更新、改善されました。それぞれの変更点について詳しく説明します。

IN

IN 演算子の角かっこが丸かっこに変わりました。これは、値のリストをかっこで囲む場合に当てはまります。たとえば次のエクスプレッションがあるとします。
att in  [ value1, value2, value3, ... ] 
これは自動的に次のように変更されます:
att in (value1, value2, value3, ...)

By

By (att1, att2, att3, ...) のかっこが必須ではなくなりました。項目属性でグループ化する前に別の項目属性を追加するには (請求書の平均月額を計算する場合など)、by 節を使用します。次のエクスプレッションがあるとします:
Average (att1) By (att2, att3, ...)
これは次のように変わります:
Average (att1) by att2, att3, ...
これは for each 節と同じ条件に従います。

DefinedBy

DefinedBy (att1, att2, att3, ...) は、かっこが必須ではなくなり、2 語になりました。ベーステーブルを変更するには (顧客全員ではなく、請求書がある顧客を数える場合など)、defined by 節を使用します。次のエクスプレッションがあるとします:
Count (att1) DefinedBy (att2, att3, ...)
これは次のように変わります:
Count (att1) defined by att2, att3, ...

WeightedBy

WeightedBy (att) は、かっこが必須ではなくなり、2 語になりました。加重平均を求めるには、weighted by 節を使用します。次のエクスプレッションがあるとします:
Average (att1) WeightedBy (numericAtt2)
これは次のように変わります:
Average (att1) weighted by numericAtt2

Not

NOT 節 (エクスプレッションの途中で使用) がエクスプレッションの先頭に移動しました。次のエクスプレッションがあるとします:
att not like "xxx"
att not in  [ "a", "b", "c" ] 
att not in  [ 1 to 10 ] 
これは次のように変わります:
not att like "xxx"
not att in ("a", "b", "c")
not att in (1 to 10)

Is Null

IS NULL 節を含むエクスプレッションは、IsNull() 関数を使用するように変わります:
att is null
att is not null
これが次のように変わります。
att.IsNull ()
not att.IsNull ()

集計内のフィルタ

集計関数内のフィルタが削除されました。次のエクスプレッションがあるとします:
Sum (att1 where att2 = "xxx")
Sum (att1) where (> 1)
これが次のように変わります:
Sum (att1) where att2 = "xxx"
Sum (att1) where Sum (att1)> 1

新しい構造

次の新しい言語構造が追加されました。

列挙型ドメイン

列挙型ドメインの値をフィルタや式のフィールドで使用できます。次に例を示します。
# Formula
Att + Domain.Element1
# Filter
CustomerSex = Sex.Female

ブール式

ブール値の使用がシンプルになり、ブール値の項目属性をフィルタで直接参照できます。次の記述があるとします。
Att = true
Att = false
これを次のように単純化できます:
Att
not Att

条件式

次のような条件式がサポートされるようになりました。
<expr1> if <cond1>; <expr2> if <cond2>; <expr3> otherwise

Nullvalue

クエリのエレメントやフィルタで Nullvalue() 関数を使用できます:
# Edition
Nullvalue(att)
# Filter
Att <> Nullvalue (Att)

その他

  • 各エクスプレッションは、後で SQL ステートメントを作成するときにエラーが発生しないよう、編集時に十分に検証されます。
  • 「元に戻す」のサポートが改善されています (クエリの編集)。
  • IntelliSense のサポートが強化され、項目属性、メソッド名、パラメーター名、列挙、集計対象となるその他の節 (bydefined byweighted by) の候補が表示されるようになりました。

GeneXus X での変更点

ここでは、GeneXus X 以上での Query オブジェクトの変更点について詳しく説明します。
GeneXus X をアップグレードするとき、クエリを使用している場合は、次の互換性に関するセクションをご確認ください:

GeneXus X Upgrade 3 から GeneXus X Upgrade 4 へのアップグレード

フィルタセクションの最新の変更点

クエリのフィルタセクションに複数の変更が加えられ、新しい仕様 (Upgrade 4 以上) には、以前の仕様 (Upgrade 3 以下) との互換性がなくなりました。
クエリでフィルタを使用している場合は、すべてのフィルタセクションを削除して、新しい仕様で追加し直す必要があります。

Query Viewer コントロール

Query Viewer コントロールが改善され、Java 環境と .NET 環境がサポートされるようになりました。


サブページ
Created: 20/12/14 21:38 by Admin Last update: 24/03/25 23:57 by Admin
カテゴリ
Powered by GXwiki 3.0