項目属性の値が、DBMS の Null 値かどうかを判別します。

構文

Attribute.IsNull()
入力値の説明:
Attribute
評価対象の項目属性です。
戻されるタイプ:
Boolean

適用範囲

オブジェクト: Procedure、Data Provider、Transaction、Web Panel、Panel
ジェネレーター: .NET、Java、Ruby (GeneXus X Evolution 3 まで)、Visual FoxPro (GeneXus X Evolution 3 まで)

説明

項目属性の値が DBMS NULL に一致するかどうかを判断する必要がある場合があります。この値は、GeneXus がデータおよび DBMS タイプに基づいて判別する nullvalue (例: Nullvalue (Attribute) 関数を使用して取得するものなど) とは異なります。 

項目属性の NULL 値は、たとえば、New コマンド内で項目属性がインスタンス化されていない場合 (かつ、 [ Initialize not referenced attributes ] の設定が No となっている場合) などには生成しておくことができます。また、外部テーブルにアクセスする場合、ほかの値と区別する必要がある場合があります。 
最適化された Where コマンドや Condition コマンドでメソッドを使用する (条件がサーバー側で評価される) 場合は、SQL 文で項目属性は Null であると解釈されます。

注:

• このメソッドは、ベーステーブルを持つグリッドの For each コマンドまたは Condition コマンド内だけで使用できます。 
• ローカルの DBMS (Access および DBF) では、IsNull() メソッドは Null() 関数と同じように動作します。

例

例 1:

For each Where CustomerName.IsNull() ... .........EndFor

この For each コマンドは、CustomerName 項目属性が DBMS の Null 値であるすべての Customer レコードをナビゲートします。

例 2:

For each    If CustomerName.IsNull()       ...    EndIf ... ...EndFor

どちらの例も同じ結果を返しますが、条件がサーバーで解決されるのに対し、2番目のサンプルはクライアントで解決されるため、最初の例の方が効率的です。

参考情報

IsNull 関数
Null 関数
Nullvalue 関数