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GXflow ライセンスの仕組み
GXflow のライセンス方式は柔軟性に優れており、さまざまな企業の要件や、受信トレイ駆動型アプリケーションの本番運用のライフサイクルに対応できます。重要: この記事で説明する GXflow のライセンス方式の一部は日本では対応しておりません。詳しくは「GXflow 15 セットアップガイド」ドキュメントを参照してください。
このドキュメントには 2 つのセクションがあります。1 つ目のセクションでは、ニーズに応じたライセンスのタイプと、ライセンスの格納場所について説明します。2 つ目のセクションは、システムを GeneXus 15 Upgrade 8 以上に更新するユーザーのみが対象です。
なお、ビジネス プロセス ダイアグラム オブジェクトPrototyper モード実行する場合は、GXflow のライセンスは不要です (かつ、異なるユーザーやロールでのログインが必要なくなります)。したがって、GXflow でこの初期工程を実施するだけであれば、このドキュメントをスキップしてかまいません。

GXflow ライセンスのタイプとライセンス保護メソッド

ライセンスタイプ (製品)

ライセンスは、お客様のプランに応じて 2 つの製品 (タイプ) から選択できます。

GXflow

登録型ライセンスのプランに適したタイプです。
登録型ライセンスとは、特定のユーザーに関連付けて、そのユーザーだけが使用できるライセンスです。 

GXflow コーポレート

コーポレートライセンスのプランに適したタイプです。特定のユーザーとの関連付けはありません。
コーポレートライセンスは、ユーザー制限なしでアプリケーション内で GXflow を使用できます。このタイプのライセンスでは、アプリケーションを使用するすべてのユーザーが認証されます。
これらの製品 (タイプ) はライセンスマネージャで次のように表示されます:
イメージ:37210.png
各プランの詳細や、会社の計画に合った製品 (タイプ) については、販売元または販売担当者まで問い合わせてください。

ライセンス保護メソッド (GXflow または Protection Server)

ニーズに応じて 2 つのメソッド (メカニズム) があり、それぞれ異なる場所にライセンスを格納します。次の 2 つの選択肢があります: GXflow (既定) と Protection Server

GXflow

ライセンスはデータベース (具体的には GXflow エンジンのデータベースの 1 つ) に格納されます。

Protection Server

ライセンスは、GeneXus Protection (9.7.2.14 以上) を介してオペレーティングシステムの特定の関数を使用して格納されます。

推奨事項

アプリケーションをサービスとしてのプラットフォーム (PaaS) にインストールしている場合や、水平方向の拡張性を必要とする環境にインストールしている場合は、GXflow 保護メソッドをお勧めします。GXflow 保護メソッドは、このようなシナリオのほとんどに対応する唯一の方法です。また、インフラストラクチャとネットワークの問題を考えると、Windows 以外のサーバー (Linux、AIX、iSeries など) では特にインストールや設定が容易になります。 
開発段階やテスト段階で、複数のライセンスをさまざまなプロトタイプやデータベースで一時的に共有する場合は、Protection Server 保護メソッドをお勧めします。 
つまり、一般的には、本番運用環境には GXflow 保護メソッド、プロトタイピングには Protection Server 保護メソッドをおすすめします。
開発者向けの注記: 選択したライセンス保護メソッドはデータベースに格納されます。そのため、選択を解除したら再設定する必要があります (例: 「ワークフローテーブルを作成」)。

ライセンスの請求とインストール、ライセンスおよびライセンス情報の更新、ユーザー登録

GXflow ライセンスに関するすべての操作は GXflow ライセンスマネージャを使用して行います。
Protection Server ライセンスを使用する場合は、GXflow ライセンスマネージャのライセンス保護設定を変更する必要があります。詳細については、「GXflow ライセンスの一元管理設定 (GXflow on Windows)」を参照してください。Protection Server ライセンスに関するほとんどすべての操作も、GXflow ライセンスマネージャを使用して行うことができます。

GeneXus 15 Upgrade 7 以前のバージョンから (GeneXus 15 Upgrade 8 以上へ) の更新

GeneXus 15 Upgrade 8 では、GXflow、特に GXflow ライセンス管理に関する拡張性、安定性、およびユーザービリティが強化されています。ライセンスをデータベースに格納できるようになったことで、拡張性が向上し、サービスとしてのプラットフォーム (PaaS) 環境での実行が可能になりました。また、新しいライセンスマネージャの導入により、環境やオペレーティングシステム、実行している DBMS に関係なく、ライセンスを簡単に処理できるようになりました。
ライセンスの更新手順は次のとおりです。 
  1. 前述の「GXflow ライセンスのタイプとライセンス保護メソッド」を注意深く読みます。
  2. アンインストールする前にユーザーを保存 (エクスポート) します。こうすると、後で入力する手間を省くことができます。
  3. GXflow クライアントのライセンスをアンインストールします。
  4. GXflow インストールにある GXflow ライセンスマネージャを起動して、ニーズに適したライセンス保護メソッドを選択します。
  5. ライセンスを請求します。
    • GXflow コーポレートライセンスのプランの場合は、次のライセンスを請求します。
      • GXflow コーポレートライセンス (前述の「GXflow ライセンスのタイプとライセンス保護メソッド」を参照してください)。
      • GXflow ライセンス (GeneXus 15 Upgrade 7 以前で開発されたシステム用に必要です)。
  6. ユーザーをインポートします。

新しいライセンスマネージャ

この新しいライセンス方式を扱うには、新しい Web ベースのライセンスマネージャを使用します。新しいライセンスマネージャでは、GXflow ライセンスの管理に必要なすべての操作 (請求、インストール、アンインストール、変更など) を実行できます。
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この新しいライセンスマネージャは GXflow クライアントの一部としてインストールされます。
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新しいライセンスマネージャの詳しい使用方法については、こちらを参照してください。

互換性

Linux では、ローカル ファイル システムへのライセンスの保存は廃止されました。使用可能な新しいオプションについては、「ライセンス保護メソッド (GXflow または Protection Server)」のセクションを参照してください。

FAQ

GXflow のログインパネルで、WFADMINISTRATOR ユーザーとして GXflow 標準クライアントにログインできません。なぜですか。

GeneXus 15 Upgrade 8 以降では、GXflow ライセンスを保有していない場合は、GXflow のログインパネルから WFADMINISTRATOR ユーザー (またはその他のユーザー) として GXflow 標準クライアントにログインすることはできません。
異なるロールでログインすることが望ましい状況では、プロトタイピングシナリオで WFADMINISTRATOR (またはその他のユーザー) として GXflow 標準クライアントにログインすると役立ちます。 
注: ビジネス プロセス ダイアグラム オブジェクトPrototyper モード実行する場合は、GXflow のライセンスは不要です (かつ、異なるユーザーやロールでのログインが必要なくなります)。
[ Execution Mode ] プロパティを Standard Client に設定した状態でビジネス プロセス ダイアグラム オブジェクト実行すると、GXflow の標準クライアントが開きます。この場合、ログインするには、少なくとも 1 つのライセンスをインストールする必要があります。
注: GAM のログイン、または GXflow の API を使用するカスタム ログイン パネルからは、現在も WFADMINISTRATOR としてログインすることが可能です。

ライセンス関連の処理を行えるのは誰ですか。 

ライセンスがインストールされていない場合は、ログインは不要です。1 つ以上のライセンスがインストールされている場合、GXflow Administrator ロール (WFADMINISTRATOR など) を持つユーザーがライセンスをリクエストして処理することになります。
 


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Created: 18/10/29 01:07 by Admin Last update: 20/01/29 00:33 by Admin
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