Chatbot ジェネレーターを使用して、AI プロバイダーで Chatbot エンティティの値 (およびその類義語) を作成、初期化するには、次の手順に従います。
1.AI プロバイダーにロードするエンティティの値リストを Structured Data Type (SDT) オブジェクトにロードする、データプロバイダーまたはプロシージャーを作成します。
2.SendEntitiyValues プロシージャーを呼び出します (このプロシージャーは、Chatbot の外部モジュールに属するエントリーポイントです)。これは、ナレッジベースの [ References ] > [ Chatbot ] > [ Entities ] モジュールにあります。


その署名は次のようになります:

parm(in:&ChatbotInstance, in:&EntityValues, in:&Entity, out:&Messages);

入力値の説明:
&ChatbotInstance
      varchar(256) です。Conversational Flows オブジェクトの名前です。
&EntityValues
      EntityValues データタイプです。ここに、エンティティの値と類義語をロードします。
   
&Entity
      varchar(40) です。NLP プロバイダーにおけるエンティティの名前です。
&Messages
      Messages データタイプの出力パラメーターです。「Chatbot ジェネレーターの一般的なエラーと解決方法」で &Messages パラメーターを取ることができる値についての詳細を参照してください。

例

「GeneXus を利用して Chatbot をビルドする方法」の例を確認し、InitializeEntityValuesPrc プロシージャーを開きます。
この例では、AI プロバイダーに値を送り、Social_Event_Type エンティティと、それぞれの値に対する類義語をいくつかロードします (類義語は必須ではありません)。

&SDTEntityValues.values.Clear()
&SDTEntitiesValuesValue.value = !"Art"
&SDTEntitiesValuesValue.synonyms.Add(!"Artistic")
&SDTEntityValues.values.Add(&SDTEntitiesValuesValue)

&SDTEntitiesValuesValue = new()
&SDTEntitiesValuesValue.value = !"Culture"
&SDTEntitiesValuesValue.synonyms.Add(!"Cultural")
&SDTEntityValues.values.Add(&SDTEntitiesValuesValue)

&SDTEntitiesValuesValue = new()
&SDTEntitiesValuesValue.value = !"Nature"
&SDTEntitiesValuesValue.synonyms.Add(!"Fresh air")
&SDTEntityValues.values.Add(&SDTEntitiesValuesValue)

&InstanceName = !"CitizenServiceSD"
Chatbot.Watson.SendEntitiyValues(&InstanceName,&SDTEntityValues,!"Social_Event_Type",&messages)
do "ProcessErrors"

このプロシージャーの実行後、AI が情報をトレーニングするのに時間がかかることを考慮します。

参考情報

GeneXus の Chatbot