Apple アプリケーションの実行方法を指定します。
Build for Distribution (Local) | Xcode プロジェクトを Mac に転送し、配布用の署名を使用してアプリケーションをコンパイルして、*.ipa ファイルを生成します。次に、ファイルが KB 環境フォルダにコピーされます。これは GeneXus 17 Upgrade 10 以降では廃止されています。代わりに [ Distribution Method ] プロパティを使用する必要があります。 |
Build IPA (Local) | Xcode プロジェクトを Mac に転送し、 [ Distribution Method ] プロパティで指定した方法でアプリケーションをコンパイルして *.ipa ファイルを生成します。次に、ファイルが KB 環境フォルダにコピーされます。 |
iOS Device (Mac) | Xcode プロジェクトを Mac に転送し、アプリケーションをコンパイルして、Mac に接続した物理デバイスで実行します。 [ Development Team ID ] プロパティが設定されている必要があります。 |
iTunes Sync (local) | Xcode プロジェクトを Mac に転送し、アプリケーションをコンパイルして、*.ipa ファイルを生成します。次に、Mac から開発用 PC にコピーして (GeneXus IDE の [ 出力 ] ウィンドウにコピー先のパスが表示されます)、iTunes を自動的に開いて、アプリケーションカタログにアプリケーションを表示します。 |
Knowledge Base Navigator (Device) | アプリケーションのメタデータが生成され、 [ Execution Device ] プロパティでデバイスが指定されている場合は、KBN (Knowledge Base Navigator) を使用してアプリケーションがそのデバイスで開きます。このプロセスでは Mac は必要ありません。 |
Simulator (Mac) | Xcode プロジェクトを Mac に転送し、アプリケーションをコンパイルして、 [ iOS Simulator ] プロパティで指定したシミュレーターで実行します。 |
対応しているプラットフォーム: スマートデバイス (iOS)
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*.ipa ファイルは、iOS アプリケーションを格納する iOS アプリケーション アーカイブ ファイルです。
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GeneXus は、MAC 環境でアプリケーションを生成するために、xcodebuild と呼ばれる Xcode コマンドラインツールのパッケージを使用します。
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生成される Xcode プロジェクトは、 [ Automatically manage signing ] プロパティが有効になっています。この機能はアプリケーションが物理デバイスで実行される場合にのみ有効です。適切に機能させるためには、次の点を考慮する必要があります。
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[ Development Team ID ] プロパティが設定されている必要があります。
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有効なアプリケーション署名プロファイルと証明書が Xcode 内に存在する必要があります。または、プロファイル、アプリケーション ID、および証明書に対して必要なアクセス許可を持つ適切なアカウントが Xcode のアカウントオプションで設定されている必要があります。
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開発者はアプリケーションのすべてのリリースで build/<MainObjectName>.xcarchive ファイルを格納することを強く推奨します。これは、開発者がアプリケーションの古いバージョンをビルドしてインストールする場合に重要です。そのようなアプリケーションは、App Store や TestFlight では入手できなくなっている可能性があります。
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デバイスで実行するためにビルドすると (Build for Distribution、Build IPA、iOS Device、または iTunes Sync オプション)、GeneXus がエラーをスローすることがあります。初回のみ、Mac のターミナルで、エラーになっている sshExec コマンド ( [ -allowProvisioningUpdates ] を含むコマンド) を手動で実行する必要があります。この状況が発生するのは、コマンドが実行されている ssh セッションがインタラクティブではないためです。
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GeneXus 15 U1、U2、U3、U4 では、ローカルビルディングのオプションは利用できません。詳細は、「Xcode から .ipa ファイルを作成する方法」を参照してください。
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GeneXus 17 Upgrade 9 以前で社内向けアプリケーションを生成してビルドする場合、アプリケーション配布の最後のステップを Xcode で実行する必要があります。一般的なプロセスは、利用可能な任意の実行タイプ (KBN 向けのものを除く) のアプリケーションをビルドし、その後 Xcode でプロジェクトを開き、そこでアーカイブと配布のプロセスを続行します。その際、Apple ドキュメントの指示に従います。
このプロパティは設計時にのみ適用されます。
プロパティに値を設定したときに、それに対応する変更を適用するには、 [
すべてビルド ] を実行します。