GeneXus X では開発チーム全体が統合された方法で作業できるため、生産性およびアプリケーション品質を向上できます。これにより、ナレッジベース内のすべてのナレッジを統合でき、ほかのアプリケーションともより高度な統合が可能です。
本バージョン以降、プロジェクト関連のナレッジはすべてナレッジベースに格納されます。これには、ドキュメント、ファイル、画像、ビジネス プロセスの定義、ビジネス プロセス ダイアグラム、およびパターンが含まれます。
Wiki ドキュメンテーション
プロジェクトのドキュメンテーションおよび編成は、主に開発の初期段階において開発プロセスの必須部分です。初期段階以降も開発プロセスを通じて重要なものであり、新しいドキュメンテーションの生成および以前の段階で生成されたドキュメンテーションの強化および反復においても重要となります。GeneXus X は、Wiki テクノロジーを使用して各オブジェクトに対応するドキュメンテーションに付加価値を与える新しい Documentation オブジェクトの要件を満たしています。(詳細はこちらを参照してください。)
ファイル
プロジェクト関連およびその他のファイルはナレッジベースに格納できます。これにより、ナレッジを管理して 1 箇所に集約できます。ナレッジマネージャによるナレッジの交換 (インポート/エクスポート) では、ほかのオブジェクトと同様にナレッジを処理できます。(詳細はこちらを参照してください。)
Image オブジェクト
画像もナレッジベース内に Image オブジェクトとして格納します。アプリケーションはこのオブジェクトを使用でき、1 つの Image オブジェクトには関連付けられた複数の画像を含めることができます。アプリケーションは、使用している言語やテーマに対応する画像ファイルを使用します。(詳細はこちらを参照してください。)
ビジネス プロセスの定義
GXflow は GeneXus X IDE に統合されています。(詳細はこちらを参照してください。)
アプリケーションの統合
外部オブジェクト
外部オブジェクトを使用すると、通常のオブジェクトと同様にナレッジベースから外部リソースにアクセスできます。ウィザードにより、外部アプリケーションのインターフェースを簡単にインポートおよび定義できます。Web サービスの定義、.NET アセンブリー、Java クラス、Enterprise Java Bean さえもインポート可能です。ストアード プロシージャーは外部オブジェクトとしても宣言されます。これらの外部ソースはすべてナレッジベース内で定義されたものと同様となり、ほかの GeneXus オブジェクトやデータ タイプと同じように使用できます。
(詳細はこちらを参照してください。)
また、Web サービスについては、このバージョンにはサービスを提供および使用するための新しい機能が含まれています。詳細は こちらを参照してください。
データベース リバース エンジニアリング
[ データベースリバースエンジニアリング ] ツールは GeneXus X IDE に統合されています。これにより、リバース エンジニアリングが非常に容易になりました。(詳細はこちらを参照してください。)
チームの統合
プロジェクト チーム全体がナレッジベース上で同時に作業できます。プロジェクト サイクル全体を通じて、複数の開発者がナレッジベースにアクセスし、ドキュメント作成、テスト、開発、分析、展開、管理、デバッグなど異なるタスクを行います。開発者全員がナレッジベースに格納された同じナレッジ上で作業できます。 GeneXus X ではチームでの作業が非常に容易になりました。たとえば、データをモデリングする場合に専用のナレッジベースは必要ありません。 (詳細はこちらを参照してください。)
オブジェクトのユニバーサル ID
各オブジェクトには関連付けられた GUID があります。これは、各オブジェクトが世界共通で一意であることを意味します。このため、オブジェクトをエクスポートしてからほかのナレッジベースで名前を変更し、再度元のナレッジベースにインポートしなおすと、このオブジェクトの名前が変更されます。 これにより、チームの統合をより容易に行えます。
バージョン比較機能
ナレッジベース内での各変更は履歴に保存されます。そのため、各オブジェクトの履歴を閲覧できます。また、それだけでなく、1 つのオブジェクトの複数のバージョンを比較でき、さらに、複数のオブジェクトの複数のバージョンを比較することも可能です。 チーム メンバーから変更を受け取った場合にも、変更点を容易に確認できます。
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