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GeneXus 9.0 以前のナレッジベースの GeneXus X、X Ev1、Ev2、および Ev3 形式への変換
ナレッジベースを新バージョンに変換するときに、新しい機能を追加することができます。また、これまでやり過ごしていた調整を加えるよい機会でもあります。
次に、GeneXus 9.0 以前のナレッジベースを GeneXus X または GeneXus X Evolution 1 / X Evolution 2 / X Evolution 3 (以下 GX X といいます) に変換する手順を示します。状況によっては、手順のいくつかを飛ばしたり、詳しい調査が必要な場合もあります。この方法は、必要に応じて参考にしてください。また、お客様の経験に基づく推奨事項があれば、弊社までお知らせください。
概要
  • ナレッジベースをバックアップする
  • ナレッジベースのクリーンアップ
ナレッジベースのバックアップまたはコピー
ナレッジベースを GX X 用に変換するには、そのナレッジベースがバージョン 9.0 の形式でなければなりません。GeneXus の旧バージョン形式のナレッジベースがある場合、まずナレッジベースを GeneXus 9.0 形式に変換してください。
このプロセスは下位互換性がないため、プロセスを開始する前に、変換するナレッジベースのバックアップまたはコピーを取ることをお勧めします。
少なくとも次のフォルダをコピーします:
  • ナレッジベースのルートディレクトリー
  • Images ディレクトリー
    画像ファイルは、Image オブジェクトとして GeneXus X ナレッジベースに組み込まれます。画像を変換するときは、下位互換性に注意してください。
  • KBData ディレクトリー
    このフォルダには、WSDL Inspector で検査した、Web サービスについての補足情報が格納されています。GeneXus X では、その情報は外部オブジェクトとしてナレッジベースに完全に統合されます。古い情報は、変換プロセスで自動的に変換されます。詳細は互換性を参照してください。
  • DataNNN
    外部プログラム (.javaまたは.csファイル) への呼び出しがある場合、少なくともこれらのファイルがあるアプリケーションフォルダ (DataNNN) は保持する必要があります。いずれにしても、外部オブジェクト: ネイティブオブジェクトの使用を検討してください。
ナレッジベースのクリーンアップ
  • 不必要なモデルやバックアップ モデルを削除する
変換を高速化するため、使用していないすべてのモデルとそのバックアップ モデルがある場合、削除することをお勧めします。
また、GeneXus X では Windows 環境のモデルはサポートされていないので、このモデルを削除しておくと、変換にかかる時間を節約できます。この GeneXus バージョンは Web 環境のみサポートすることに注意してください。
GeneXus Evolution 1 は、Windows モデルをサポートしていますが、Visual Basic ジェネレーターはサポートしていません。
  • 今後使用しないことが分かっているオブジェクトを削除する
  • *.ari と *.00? をナレッジベースのディレクトリーとサブフォルダから削除する
また、使用していないすべてのオブジェクトを削除すると、変換時の作業も減らすことができます。これは、使用していないオブジェクトには、変換を妨げるプログラミング エラーが存在する可能性があるためです。

手順2 - ナレッジベースの GeneXus X への変換

概要
  • ナレッジベースの GX X への変換
  • 変換の失敗を防ぐため、GeneXus 9.0 ナレッジベースの問題を解決する
  • 必要に応じて再度変換する
ナレッジベースの変換とは、GX X (新バージョン) で古いナレッジベースを開くことを指します。旧バージョンのナレッジベースをエクスポートして、GX X にインポートするのではありません。この 2 つの主な違いは次のとおりです:
  • 変換はエラーのあるオブジェクトでは動作しないため、エラーが表示された時点でプロセスが停止します。一方インポートでは、オブジェクトの一部をそのままにして残りについて続行することが可能です。
  • 変換では、以前のバージョンでユーザーが設定したすべてのモデルの設定維持が試みられます。さらに、新しいバージョンで既定値が変更されていても、変換後のナレッジベースに元の値が維持されます。新しいナレッジベースにオブジェクトをインポートする場合は、これが行われません。
場合によっては、変換よりもエクスポート/インポートの方が適切な選択肢となります。たとえば、Web アプリケーション全体を移行する場合には変換が最適ですが、以前のナレッジベースの一部のみを抽出したい場合には (そのナレッジベースが Win モデルで、トランザクションのみを変換したい場合など)、エクスポート/インポートが最適です。
ナレッジベースを変換する (GX X でナレッジベースを開く) ときは、実行する必要があるタスクごとに進行状況を示すバーが示されます。
ナレッジベースに Workflow オブジェクトがある場合は GeneXus によって検出され、ナレッジベース変換プロセス中にワークフロー ダイアグラムを変換するオプションが表示されます。詳しくは、GXflow XEv1 の変換プロセスまたは GXflow XEv2 の変換プロセスを参照してください。
GeneXus X への変換中に、エラーや警告が表示されることがあります。この情報は出力ウィンドウに表示され、変換が終了すると出力情報全体がナレッジベース ディレクトリーの「conversion.log」というファイルに保存されます。また、エラーと警告のみを格納した「conversion.log.err」も作成されます。このファイルは、変換プロセス中に 発生したエラーを確認するのに便利です。
エラーがまったく発生しなかった場合のみ、変換が正常に完了したと見なされます。変換プロセス中に何らかのエラーが表示された場合、GeneXus 9.0 ナレッジベースでエラーを解決し、再度変換する必要があります。
変換が完了したナレッジベースは、GX X で使用できるようになります。旧バージョンのナレッジベースは、Backup というサブフォルダに保存されています。
イメージ:6295.jpg 
重要:ナレッジベースを変換するときに注意すべきことがいくつかあります。GeneXus X の変換における全般的な検討事項、またはGeneXus X Evolution 1 (および Evolution 2) への変換に関する注意事項を確認してください。

手順3 - GeneXus X でのナレッジベースの調整

概要

手順4 - 詳細分析

概要
ナレッジベースを GX X およびそれ以上で使用する準備ができたら、 [ すべてビルド ] を選択するか、メインオブジェクトを直接実行します。プロセスが完了したら、オブジェクトのナビゲーションを以前のバージョンと比較します。こうすることで、現行バージョンで行われた変更 (新機能、バグ修正など)と、その違いがアプリケーションにどのように影響するかについて、詳細情報を得ることができます。
最後に、ジェネレーターの互換性に関するセクションで、使用中のジェネレーターに適用された変更についての特定の互換性情報を確認してください。

コミュニティにある参考情報

Enrique 氏の推奨事項も一読してください(スペイン語)。

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Created: 14/09/18 03:18 by Admin Last update: 16/06/06 20:23 by Admin
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