このセクションでは、
GeneXus IDE で設定可能なテストのオプションと、それらの動作について説明します。
テストのオプションには、
環境に固有のものと、
ナレッジベースごとに設定するものがあります。
環境に対するテストのプロパティを設定するには、

を開きます:
値が
Yes の場合、GeneXus によってソースレベルの実行時コードカバレッジ情報が生成されます。既定値:
No
モックデータが設定され、有効である場合、モックデータを使用してユニットテストを実行する必要があるかどうかを選択できます。これはグローバルオプションで、True に設定するとユニットテストの [ Mock Data ] プロパティを上書きします。
True に設定した場合、GeneXus IDE で「
すべてビルドまたはすべてリビルド」操作を実行した後、このオプションによって
有効なすべてのユニット テスト ケースが自動的に実行開始されます。 既定値: False
REST テストを実行する際に使用するベース URL を定義します。
Web UI テストの実行時に標準出力に記録する情報の量を設定します。既定値: Info
- Off: テストによって情報は記録されません。すなわち、何かしらの環境のエラーやテスト実行者の情報が表示されます。
- Error: コマンドの情報やエラーが記録されます。
- Warn: コマンド、エラー、および警告メッセージが記録されます。
- Info: コマンド、エラー、警告、および情報メッセージが記録されます。
- Debug: デバッグも含まれます。このレベルは、失敗の原因を把握できる重要な情報を提供するため、問題をレポートする際に大いに役立ちます。
TakeScreenshot コマンドの既定の動作を定義します。True に設定した場合、WebDriver はビューポート内のセクションだけでなく、ページ全体のスクリーンショットを取得します。
UI テストで完全な URL が指定されていない場合に開くベース URL を設定します。既定値: 環境の Web Root (初回実行時に設定)
Verify コマンドの既定の動作を定義します。True に設定した場合、Verify チェックが失敗した後にテストの実行を停止します。
Web UI テスト実行時にスクリーンショットを作成、保存する条件を設定できます。既定値: OnError
- Never: スクリーンショットは作成されません。
- OnError: コマンドが失敗したときにのみスクリーンショットが作成されます。
- OnWarning: コマンドが失敗したとき、または警告状態のときにのみスクリーンショットが作成されます。
- OnVerifyAndError: コマンドが失敗したとき、またはコマンドが Verify コマンドのとき (失敗かどうかにかかわらず) にのみスクリーンショットが作成されます。つまり、エラー時と Verify コマンドで必ず作成されます。
- Always: すべてのコマンドでスクリーンショットが作成されます (コマンドの実行後にスクリーンショットが作成されるため、CloseWindow コマンドは除く)。
Web UI テスト実行時にページの HTML を保存する条件を設定できます。既定値: OnError
利用可能なオプションの説明については、上記を参照してください。
FileUpload コマンドで使用されるすべてのリソースを探す際のベースパスとしてディレクトリーを設定できます。Web テストの実行時は、FileUpload コマンドでこのプロパティが FilePath パラメーターと組み合わせて使用されます。
ナレッジベースバージョンのプロパティを開き、 [ Test ] プロパティグループが表示されるまで下にスクロールします:
モッキングオプションをコンテキストメニューに表示するかどうかを定義します。既定値: True
[ ユニットテストを実行 ] オプションを選択したときに、選択したオブジェクトに関連するテストが、コールツリー内のどのレベルまで実行されるかを設定します。
既定値: 1 (オブジェクトを直接呼び出すテストだけが実行されます)
0 を選択すると、どのレベルのテストも実行されます。無制限です。
ユニットテストを、呼び出したオブジェクトの子として表示するかどうかを設定します。
既定値: False
UI テストを開始する際に使用する既定のブラウザーです。このブラウザーは、SetBrowser コマンドを使用してブラウザータイプを明示的に定義しない場合に選択されます。 既定値: Chrome
Web ブラウザーに特殊なコマンドライン引数を設定できます。各引数を空白文字で区切ります。
すべてのブラウザーは、独自の起動引数を受け入れます:
GXtest では、ユニットテストで生成するデータ、アルゴリズム、およびテストケース数を指定できます。
ユーザーは各パラメーターの入力値の組み合わせに使用するアルゴリズムを選択できます。これはテストケースの数および範囲に反映されます。既定値: RandomCombination。
RandomCombination: テストケースは各パラメーターにランダムな値を使用して組み立てられます。
CartesianProduct: パラメーター値の間で考えられるすべての組み合わせが行われます。テストケース数は、各パラメーターのデータ値の数の積になります。たとえば、オブジェクトに 3 つのパラメーターがあり、各パラメーターに 5 つの値を入力する場合、5*5*5 でテストケース数を算出できます: テストケース数は 125 となります。
詳細については、
Pairwiseの組み合わせに関する記事を参照してください。
このオプションでは、テスト生成で使用するデータに、ランダム (Autogenerated) またはユーザー独自 (Prompt) を選択できます。既定値: Autogenerated。
Autogenerated: 値セットは、すべてのパラメーターで、パラメーターのデータタイプに応じて、固定値およびランダムな値を組み合わせて組み立てられます。
Prompt: テストの作成前にユーザーにウィンドウが表示され、ユーザーが特定のデータを使用できます。テスト用にさまざまなデータセットを生成する方法については、
こちらの記事を参照してください。
[ ユニットテストを作成 ] をクリックした後、テストのデータプロバイダーで生成されるデータセットの数を設定します。
RandomCombination アルゴリズムのみが対象です。
既定値: 5
注:
GXtest の config ファイルで設定できる、その他の低レベルの設定もあります。
これらにアクセスするには、 [ KB エクスプローラー ] でテストオブジェクトを右クリックして [ プロパティ ] を選択し、KB のテストオブジェクトのプロパティを開きます。
[ すべてのテストをリビルド ] または [ すべてのテストを実行 ] オプションを使用した場合、そのテストを考慮に入れるかどうかを定義します。False の場合、これらのインスタンスでそのテストは無視されます。
この機能により、ユーザーはプロシージャーからユニットテストを生成するときに使用するテスト値をコンマ区切りで定義できます。これは、自動生成されたテストがすべてのシナリオをテストすることを保証するために、エッジ、失敗、および動作のケースを定義する場合に便利です。
定義するには、ドメイン作成後にプロパティにアクセスし、 [ Test Values ] プロパティに入力する必要があります。この機能を最大限に活用するには、定義されたすべてのテスト値が使用されるように、この機能を Pairwise または Cartesian Product 生成アルゴリズムと組み合わせることをお勧めします。