ここでは、まず GeneXus 17 を使用する場合の互換性の問題や注意事項について説明し、その後で詳細情報のリンクを示します。
GeneXus 16 から GeneXus 17 へのナレッジベース変換はありません。GeneXus 17 は技術的には
GeneXus 16 Upgrade 11 のアップグレード版であり、簡単に移行できます。
GeneXus 16 で既に作成されていたナレッジベース (
KB) を
GeneXus 17 で開くには、次の手順に従います。
1.A) ナレッジベースが GeneXus Server に接続されていない場合: GeneXus 17 で開きます。
注: 変換処理は行われないため、戻す必要がある場合は GeneXus 16 で開くことができます。
1.B) ナレッジベースが GeneXus Server に接続されている場合
1.B.1) GeneXus Server を別のインスタンスにインストールする場合
1.B.2) GeneXus Server 16 インスタンスを GeneXus 17 に更新する場合
- インスタンスを GeneXus Server 17 に更新します。「GeneXus Server セットアップ」(既存の GeneXus Server インスタンスの更新に関するセクション) で説明する手順に従って実行します。
- GeneXus 17 でナレッジベースを開きます。
2)
すべてビルド/すべてリビルド (*)
ナレッジベースで
GeneXus Access Manager または
BPM を使用する場合、このプロセスでは、関連するデータベーススキーマを更新します。詳細については、後述の情報を参照してください。
(*) Android または iOS 向けに生成する場合:
- GeneXus 17 でリビルドする前に、<環境のディレクトリー>\mobile\iOS フォルダを削除します。
iOS スマートデバイスのアプリケーションをコンパイルする手順:
- 次のディレクトリーの中身を削除します (コードをコンパイルする Mac の各ユーザーに対して実行):
/Library/Developer/Xcode/DerivedData
- 次の場所にあるフォルダ「build」を削除します。
/Projects/<KB_NAME>/<ENVIRONMET_NAME>/<MAIN_NAME>
3)
ナビゲーションの比較機能を使用して、ナビゲーションの変更を確認します。ナビゲーションは、いくつかの機能改善によって変更されていることがあります。
こちらのページにある「ナビゲーションの改善」のセクションを確認してください。
4) テストします。
5) ナレッジベースが GeneXus Server に接続されている場合は、変更をコミットします。
以前は Smart Devices ジェネレーターと呼ばれていた製品の名前が変わりました。
- 要件が変更されました。次の項目を参照してください。
- Smart Devices ジェネレーターがネイティブ モバイル ジェネレーターに名称変更されています。
- オブジェクトの名前が変更されています。
- コントロールの名前が変更されています。
Work with for Web パターンの変更
- このパターンで生成されるオブジェクトは、Root モジュールではなく GeneXus.Common モジュールにある SDT、「GridState」を参照するようになります。この新しい SDT も構造が変更されています。詳細については、「グリッドの状態の永続化」(および SAC #47912) を参照してください。
互換性に影響する問題の詳細については、このリストを参照してください。使用しているバージョンと変換先のバージョンを選択してリストを取得し、分析できます。
次のドキュメントで、以前のバージョンから変換する場合の手順を説明しています:
ナレッジベースの GeneXus 16、17、またはそれ以降への変換