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Android の要件

この記事では、GeneXus を使用して Android アプリケーションを開発するための要件、およびターゲットデバイスの要件について説明します。
注: GeneXus Project Navigator を使用してプロトタイプを行うか、アプリケーションをコンパイルするかによって、要件が異なります。

Android アプリケーション開発向けの要件

自動インストール (推奨)

Android SDK のすべての要件を自動的にダウンロードしてインストールするインストーラーを提供しています。GeneXus IDE の [ ツール ] メニューの [ Android SDK の更新 ] オプションからこのインストーラーにアクセスすることもできます。

手動インストール

Android SDK コンポーネントは手動でインストールすることを推奨していませんが、場合によっては必要になることもあります。そのために必要な情報を提供します。

手順 1 - 外部ソフトウェアのインストール

  • Oracle JDK バージョン 17 または Open JDK 17 (64 ビットのオペレーティングシステムの場合は 64 ビットバージョンを使用)。
  • Android SDK — 必要なのはコマンド ライン ツールのみです。
注: Android SDK をインストールするディレクトリー名には、スペースまたは特殊文字を使用しないことを強くお勧めします。

手順 2 - Android コンポーネントのインストール

: 「Android SDK Manager」と呼ばれるツールは、Google によって廃止され、現在は利用できません。
Android SDK によって提供されるコマンド ライン ツール「sdkmanager」を使用するか、Android Studio をダウンロードし、ビルトイン「SDK Manager」を使用する 2 つのオプションがあります。いずれの場合でも、次のコンポーネントをインストールする必要があります。アップグレードごとの各コンポーネントは、<genexus ディレクトリー>/Android/RequirementsTool/android_requirements.txt にあります。
情報: Google Play では、2023 年 8 月以降、新しいアプリケーションは Android 13 (API レベル 33) 以上を対象とする必要があり、2023 年 8 月以降は、アプリケーションの更新も Android 13 を対象とする必要があります。つまり、Google Play にデプロイするには、GeneXus 18 Upgrade 1 以降を使用する必要があります。
詳細については、Play Console ヘルプの回答を参照してください。

開発環境の要件をまとめ詳細なリスト

必要なコンポーネントは Android Developer Web サイトで入手できます。
GeneXus 18 以上を使用するユーザー
コンポーネント 必要なバージョン 備考
Android SDK Tools 26.1.1 以上 Android SDK Tool の更新」を参照してください。
Android SDK Platform-Tools 34.0.4 以上 -
Android SDK Build-Tools 34.0.0 -
Android Emulator 32.1.15 以上 -
Android 14 (API 34) 任意 -
- SDK Platform 34.0.4 以上 -
- Google APIs Intel x86 Atom System Image API 34 任意 Intel ベースのコンピューターの場合は、Intel x86 System Image を使用します。それ以外の場合は、ARM EABI v7a System Image を使用します。
以前の要件 (Intel x86 Atom System Image) で既に作成された AVD がある場合、再作成されません。AVD マネージャーから削除し、GeneXus からアプリケーションを再実行して、新しく作成することを検討することができます。
Android Support Repository 45 以上 -
Google Repository 44 以上 -
Intel x86 Emulator Accelerator (HAXM インストーラー) 任意 HAXM をインストールできない場合 (非推奨) は、代わりに WHPX または GVM を使用できます。アクセラレータを使用しない場合は、SDK Platform と ARM EABI v7a System Image を含む Android 5.0 (API 21) をインストールする必要があります

手順 3 - 仮想化アクセラレータの定義

要件のインストールが完了したら、適切な仮想化アクセラレータを定義する必要があります。
お使いのコンピューターによって、次のうちいずれかの仮想化アクセラレータを選択できます:
  • HAXM (Intel プロセッサ向け)
  • GVM (AMD プロセッサと互換性あり)
  • WHPX (両方と互換性あり)
これらの仮想化アクセラレータは、x86 Emulator 実行時のパフォーマンスおよび効率性を最適化します。
警告: Intel 社が HAXM の廃止を発表しました。その代替として、Intel プロセッサでは WHPX を使用することをお勧めします。

WHPX の使用方法については、https://developer.android.com/studio/run/emulator-acceleration#vm-windows-whpx を参照してください。
HAXM をインストールするには、<Android SDK のインストールディレクトリー>/Extras/Intel/Hardware_Acelerated_Execution_Manager ディレクトリーを開き、intelhaxm-android.exe インストーラーを実行して、表示される手順に従います。
イメージ:31712.png
この設定を使用することで、(コンピューターにデバイスが接続されている場合) Android アプリケーションをデバイス上で実行できます。
HAXM は、Windows プラットフォームの Hyper-V 機能が無効になっていて、VT-x が BIOS で有効になっている場合のみ、Intel プロセッサで動作します。
  • Hyper-V が無効かどうかを確認するには、 [ コントロール パネル ] > [ プログラム ] > [ Windows の機能の有効化または無効化 ] を開き、ポップアップウィンドウで [ Hyper-V ] チェックボックスがチェックされていないことを確認します。
  • BIOS から VT-x を有効にする方法についての情報は、こちらの記事を参照し、トラブルシューティングについては、こちらの記事を参照してください。
  • Windows 11 では、Windows ハイパーバイザープラットフォームおよび仮想マシンプラットフォームの機能も無効にする必要があります。

生成されるアプリケーションにサポートされている OS バージョン

  • 生成された Android アプリケーションは、API 21 (Android 5.0) 以上のデバイスで動作します。
  • 特定の GeneXus Upgrade でサポートされる「最大」OS バージョンはありません。生成されるアプリケーションは、GeneXus Upgrade のリリース後にリリースされる OS バージョンでも機能します。ただし、新しい OS バージョンの新機能を完全にサポートするには、新しい GeneXus Upgrade のリリースが必要です。

ヒント

  • GeneXus セットアッププログラムは、64 ビット Windows の場合は "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Android SDK Tools"、32 ビット Windows の場合は "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Android SDK Tools" の Windows レジストリキーで Android SDK バージョンを検索します。
  • SDK のディレクトリーが見つかると、 [ Pkg.Revision= ] プロパティが 23.0.2 であることを確認するために、"<Android SDK のインストールディレクトリー>\tools\source.properties" ファイルを検索します。

  • Intel プロセッサを使用していて、HAXM インストーラーが次のエラーを表示した場合:
    イメージ:31576.png
    Vt-x (Virtualization) が BIOS 内で有効であり、Hyper-V をインストールしていないことを確認する必要があります。
  • Parallels を使用して Windows 仮想マシンで GeneXus を実行する場合は、使用する Android SDK をホストマシンやモデルディレクトリーに配置しないでください。Android Gradle プラグインではこの構成がサポートされておらず、コンパイル中に想定外の動作が発生する可能性があります (マシンのハングなど)。
  • 404 または 500.19 エラーが発生した場合の解決策

ハードウェア要件

Android SDK では、ディスクに 3 GB 以上の空き容量が必要です。
コンパイルには、既定で約 2 GB の RAM が必要です。この値は、 [ Android Specific ] のプロパティで変更することができます。

オフラインコンパイル

コンパイルプロセスでは、依存関係をダウンロードするためにネットワーク接続を必要とする Gradle ビルドシステムを使用します。使用している環境にネットワーク接続がない場合、ビルドは次のようなエラーでキャンセルされます:
error: FAILURE: Build failed with an exception. error: error: * What went wrong: error: A problem occurred configuring root project 'Android'. error: > Could not resolve all artifacts for configuration ':classpath'. error: > Could not resolve com.android.tools.build:gradle:3.4.1. error: Required by: error: project : error: > Could not resolve com.android.tools.build:gradle:3.4.1. error: > Could not get resource 'https://dl.google.com/dl/android/maven2/com/android/tools/ build/gradle/3.4.1/gradle-3.4.1.pom'. error: > Could not GET 'https://dl.google.com/dl/android/maven2/com/android/tools/build/ gradle/3.4.1/gradle-3.4.1.pom'.
Gradle の --offline オプションを Android ジェネレーターの [ Gradle Options ] プロパティに追加することで、Gradle を強制的にオフラインで動作させ、依存関係をダウンロードしないようにすることができます。必要なすべての依存関係を事前にダウンロードし、GeneXus インストール環境を更新する必要があります。SAC #47748 に詳述されている手順に従ってください。

参考情報

Android SDK インストーラー
Android SDK Tool の更新
Android Virtual Device の作成
Android - よくある質問と問題

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Created: 14/09/18 03:08 by Admin Last update: 24/04/10 18:40 by Admin
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