最近のアクセス:
同期 API を使用する方法

同期 API は、デバイスとサーバーを簡単に同期できるようにする、非常に便利なツールです。変更をサーバーでどのように適用するか、また、データ変更をサーバーからどのように受け取ってデバイスに適用するかを考える必要がありません
同期 API には 2 つのメソッドがあります: 変更の適用を自動的に行う、Receive メソッドと Send メソッドです。
重要なのは、同期 APIいつでも呼び出せることです。Receive と Send の両方のメソッドは、開発者が [ Data Receive Criteria ] プロパティ [ Send Changes ] プロパティに設定した値に関係なく機能します。
ここでは、デバイスとサーバーを同期するために同期 API を使用して同期プログラムを手動で呼び出す、シンプルなオフラインアプリケーションを作成する方法について説明します。 
: 同期プログラムを自動的に呼び出す処理については、「オフラインデータの自動同期」を参照してください。

仕組み

Sales サンプルの、簡単なバージョンのマニュアルを例として説明します。このバージョンでは、ユーザーが必要とするときにいつでもアプリケーションを同期する必要があります。
そのためには、まずオフライン データベース オブジェクトのプロパティを設定します。このサンプルアプリケーションでは、同期を手動で管理する必要があるため、[ Data Receive Criteria ] プロパティ [ Send Changes ] プロパティを、次の図に示すように、Manual に設定する必要があります:
イメージ:54107.jpg
次に、新しいパネルを作成します。この例では「SynchPanel」というパネルで、次の図に示すように、2 つのボタンをレイアウトに追加します:
イメージ:54108.jpg
最後に、それぞれのボタンに同期 API を呼び出すイベントを設定します:
Event 'Receive'
    Synchronization.Receive()
Endevent

Event 'Send'
    Synchronization.Send()
Endevent
これを行うだけで、ユーザーが必要とするたびにデータを同期できるようになります。 [ Receive ] ボタンをタップすると、サーバーのデータがデバイスに同期されます。また、 [ Send ] ボタンをタップすると、ローカルで行われた変更がすべてサーバーに送信されて、それらの変更が適用されます。

制限事項

Synchronization.Send メソッドでは 1 回の要求でデータがサーバーに送信されますが、接続状態が非常に不安定な場合に送信データの量が多いと、問題が生じる可能性があります。この場合は、安定した接続が可能なときに実行するか、独自のデータ同期プログラムのコード記述を行うことを検討してください。

参考情報

Sales サンプル
同期 API
Synchronization.Receive メソッド
Synchronization.Send メソッド
Synchronization.ResetOfflineDatabase メソッド
独自のデータ同期プログラムのコード記述


サブページ
Created: 15/01/07 22:48 by Admin Last update: 24/04/02 23:02 by Admin
カテゴリ
Powered by GXwiki 3.0