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テーマクラスの相互参照
GeneXus X Evolution 2 では、テーマクラスは、テーマクラスに含まれる項目属性、グリッド、およびその他のコントロールから、名前で参照されます。しかしこの実装によって、使用されているクラスが分からない、クラスを使用しているオブジェクトが分からない、参照されているクラスを削除できてしまうなどの問題が発生します。こうした問題を解決するため、GeneXus はテーマの相互参照を作成しました。テーマを相互参照することで、ユーザーと GeneXus は、特定のクラスを参照するオブジェクトを認識できます。この機能によって、ナレッジベースに多くの情報が追加されるだけでなく、あいまいさが排除され、テーマおよびそのクラスを使用しやすくなります。

実装の詳細

GeneXus X Evolution 3 以降では、テーマクラス名はナレッジベース全体で一意であり、すべてのテーマに適用されます。そのため、テーマ内に定義した新しいクラスは、実際はすべてのテーマに追加されます。「テーマクラスの管理に関する注意事項」を参照してください。GeneXus X Evolution 2 以前で作成されたナレッジベースを GeneXus X Evolution 3 以降で開くと、ナレッジベースの変換が発生します。この処理の詳細については、「テーマの変換プロセス」を参照してください。

特定のクラスの相互参照

特定のクラスを参照するオブジェクトを確認するには、このテーマクラスのコンテキストメニューにある [ 参照 ] メニューオプションを使用します。

メリット

この機能のメリットには次のようなものがあります:
  • オブジェクトに使用されているクラスが誤って削除されることを回避できます。
  • 特定のオブジェクトが参照しているクラスを確認できます。
  • クラスの変更の影響を受けるオブジェクトを特定できます。
  • クラスの名前が変更された場合、そのクラスと、クラスを参照しているすべてのオブジェクトとの間の整合性が、GeneXus によって維持されます。
  • すべてのテーマにすべてのクラスの定義が含まれるため、SetTheme 関数を使用した、実行時のテーマの変更がより効果的になります。

制限

  • テーマクラスの相互参照に関して、設計時にコントロールの [ Class ] プロパティに設定された値のみが考慮されます。イベントまたはルール内での Form.Class = "Form" などの割り当ては考慮されません。

参考情報




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Created: 15/01/07 22:49 by Admin Last update: 17/05/30 00:34 by Admin
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