コントロールによってキャストされる影を設定します。

適用範囲

ジェネレーター: Android、Apple
レベル: デザインシステムのスタイルのクラス

説明

このプロパティは、ネイティブ モバイル アプリケーションの次のコントロールで利用できます: 項目属性/変数、ボタン、グリッド、グループ、画像、タブ、テーブル、テキストブロック。
値には、どの程度の影を表示するかを正の数で指定します。
既定値は空 (意味的に 0 を表す) です。

実行時/設計時

このプロパティは、実行時と設計時の両方に適用されます。

例

カスタマイズしたボタンの例で説明します。
まず、Design System オブジェクトで、ボタンにスタイルを指定するために作成した .Button クラスを以下のように定義します:

.Button
        {
           border-style: solid;
           border-color: 14BBCC;
           border-width: 1dip;
           border-radius: 60dip;
           background-color: 14BBCC;
           gx-elevation: 20;
         }

この場合、gx-elevation の値は 20 です。
次に、ツールボックスからボタンコントロールを Panel または Work With の抽象レイアウトにドラッグし、次のように設定します:
Width = 40
Height = 40
Image = <an_add_to_cart_icon>
Class = <class_previously_created> 
この設定では、ボタンは丸型で、内部に小さなアイコンが表示されます。
最後に、 [ Elevation ] プロパティを定義すると、結果は次のようになります:

注:

• このプロパティは、Android 5.0 以上で利用できます。
• 効果が見えるように、背景色を非透過にする必要があります。
• コントロールとその影の領域は、コンテナのセルより小さくする必要があります。
• [ Elevation ] プロパティと [ ZOrder ] プロパティを設定したコントロールがキャンバス内に存在する場合、同じ [ ZOrder ] を持つ 2 つのコントロール間の区別は [ Elevation ] によって行われます。
• 実行時にエレベーションを変更するには、デザイン システム クラスを変更します。たとえば、Button クラスをボタンコントロールに設定した場合は、次のように入力します:

  Button1.Class = StyleClass:ButtonWithElevation
  

  ButtonWithElevation は [ Elevation ] プロパティを設定したデザイン システム クラスです。

使用可能バージョン

このプロパティは GeneXus 15 Upgrade 12 以降で利用できます。

参考情報

Android アプリケーションにマテリアルデザインを追加する方法
Design System オブジェクト
グリッドコントロール