ここでは、GeneXus 17 Upgrade 11 の機能の概要と使用上の注意について、GeneXus 17 Upgrade 10 との相違点を基に説明します。
Upgrade 11 は 2022年 9月 2日にリリースされました。

ダウンロード

https://www.genexus.com/en/developers/downloadcenter?data=5959

概要

このアップグレードでは、UI モデリングにさらにカプセル化の機能が追加され、Angular アプリケーションのユーザーエクスペリエンスが改善されました。バックエンドについては、NuGet と統合された .NET に新しいビルドシステムが追加されました。これにより、技術更新サイクルの短縮が可能になり、現地の規制に準拠するための中国市場の新しい DBMS や、拡張性の高いクラウドなどのシナリオにおいて柔軟性を高める API などの機能が利用可能になりました。テストのモデリングは、パッケージ化できるようにテストを編成し、一部の REST API のモデルテストに新しいオブジェクトを追加することで強化されています。

UI モデリング

• Stencil のスロット

バックエンド

• 環境変数を読み取る新しいメソッド
• Java: Amazon SQS および Amazon EventBridge からの AWS Lambda 関数のトリガー
• .NET ジェネレーターの標準クラスをパッケージとしてパブリックリポジトリに配布。使用する特定のバージョンをカスタマイズできます。
  • [ Standard classes specific version ] プロパティ
  • [ Standard classes update policy ] プロパティ
• データレイヤー
  • すべてのアイソレーションレベル (4つのレベル) のサポート
  • Java: Dameng データベースのサポート 

Angular

• UI およびパフォーマンスにおける改善と修正
• Docker コンテナへのフロントエンドアプリケーションのデプロイ 

テスト

• モジュールのパッケージ化を容易にするために、テストオブジェクトを別のモジュールに格納
• 新しい Rest Test オブジェクトにより、REST プロシージャーおよびデータプロバイダーのテストが可能

互換性およびインストール

• [ iOS Deployment Target ] プロパティおよび [ tvOS Deployment Target ] プロパティに最小限の変更がありました。ターゲットの iOS および tvOS のバージョンは、12 以上である必要があります。

すべての詳細 (機能、互換性、問題)

以下のリンクから機能、互換性の側面、問題、および詳細を確認してください。
GeneXus: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;4;V17;11;V17;10;
GeneXus Server: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;6;V17;11;V17;10;
GXflow: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;3;V17;11;V17;10;
GXtest: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;7;V17;11;V17;10;
GeneXus for SAP: https://www.genexus.com/developers/rn?data=0;8;V17;11;V17;10;