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アプリケーションをデプロイ ] を使用することで、Java アプリケーションを
Google App Engine で実行できます。
概要
まず、Google 管理コンソールを使用して、
Google 環境を設定する必要があります。
重要な注記
Google は、Google App Engine Java 8 Runtime のサポートを終了しました。詳細については、
Google のドキュメントを参照してください。
そのため、アプリケーションを Java 11 以降のランタイムにアップグレードする必要があります。
Java 11 以降へのアップグレード後にアプリケーションをデプロイするために利用可能な選択肢を以下に示します。
主な選択肢は 2 つあり、推奨されるのは 2 つ目の選択肢で、主に新しいアプリケーション向けです。
- Java 11 または Java 17 を使用してアプリケーションをコンパイルします。
この場合、使用される Jetty のバージョンは 9 で (Google の参考文献はこちら)、Jakarta をサポートしていないため、[ Java platform support ] プロパティを Java EE に設定する必要があります。
- Java 21 を使用してアプリケーションをコンパイルします。
この場合、[ Java platform support ] プロパティを Jakarta (既定値) に設定します。この場合の Jetty のバージョンは 12 であるため、Jakarta のサポートが保証されます。
1. Deployment Unit オブジェクトに含まれているメインオブジェクトを選択します。次に、作成したデプロイユニットのコンテキストメニューのオプション [ アプリケーションをデプロイ ] を実行します。
2. [ ターゲット ] で、 [ Google App Engine ] オプションを選択します。
3. デプロイの画面で、次のように設定します:
- [ Project Id ]
Google 管理コンソールを使用して取得したプロジェクト ID を入力します。

- [ Application version ]
このデプロイによって作成されるか置き換えられるアプリケーションのバージョンです。バージョンを指定しない場合、バージョンが生成されます。
App Engine は、このバージョン識別子を使用して、指定された識別子を持つ新しいアプリケーションバージョンを作成するかどうかを決定します (指定された識別子を持つアプリケーションバージョンが既に存在する場合、そのバージョンを置き換えます)。URL を使用して新しいバージョンのアプリケーションをテストするには、URL のサブドメインセパレーターとして「-dot-」を使用します (例: https://VERSION_ID-dot-default-dot-PROJECT_ID.REGION_ID.r.appspot.com)。Google Cloud コンソールで、アプリケーションの既定のバージョンを選択できます。バージョンが指定されていない場合、または無効なバージョンが指定されている場合は、既定のバージョンがロードされます。

メインオブジェクトを選択して、自動デプロイ用に必要なプロパティを設定したら、 [ デプロイ ] ボタンを押します。
WAR パッケージがビルドされ、Google App Engine に向けてアップロードとデプロイが実行されます。
次のような出力が表示されます:
Services to deploy:
descriptor: [ C:\models\TestDeployGoogle\TestDeployGoogle\Java8\Deploy\GAE\DeploymentUnit1\20211113123339\WEB-INF\appengine-web.xml ]
source: [ C:\models\TestDeployGoogle\TestDeployGoogle\Java8\Deploy\GAE\DeploymentUnit1\20211113123339 ]
target project: [ deploy-test-331515 ]
target service: [ default ]
target version: [ v2 ]
target url: [ https://deploy-test-331515.uc.r.appspot.com ]
target service account: [ App Engine default service account ]
Beginning deployment of service [ default ] ...
#============================================================#
#= Uploading 4 files to Google Cloud Storage =#
#============================================================#
File upload done.
Updating service [ default ] ...
.............................................................................................................................done.
Setting traffic split for service [ default ] ...
.....................................done.
Deployed service [ default ] to [ https://deploy-test-331515.uc.r.appspot.com ]
You can stream logs from the command line by running:
$ gcloud app logs tail -s default
To view your application in the web browser run:
$ gcloud app browse
Deploying to Google App Engine finished successfully.
デプロイ後、URL「
https://<プロジェクト ID>.appspot.com」でアプリケーションが実行されます。
Google コンソールを実行し、App Engine の画面に移動します (左側で [ Versions ] を選択)。右側に、デプロイされたすべてのバージョンと、その URL がリスト表示されます。

例: [ https://20211113t091926-dot-deploy-test-331515.uc.r.appspot.com/com.testdeploygoogle.webpanel1 ]
数値
20211113t091926 はバージョンで、deploy-test-331515 はプロジェクト ID です。また、
com.testdeploygoogle はナレッジベースで設定された
[ Java package name ] プロパティの値です。