| GeneXus 15 によるデジタルトランスフォーメーションへの対応 | |
GeneXus™ 15 では、データ管理用オプションの追加、ダイナミックトランザクション、協同作業の効率性向上、クラウドプロバイダーの追加によるサービスの実行場所の選択肢の増加によって、デジタルトランスフォーメーションの能力を強化しています。これまでになく簡単にデジタルトランスフォーメーションを実現できます。
GeneXus のモデルの基本的な構成要素であるトランザクションが大幅に強化されました。単一のプログラミングインターフェースに基づく新しいシナリオのモデリングが可能です。
トランザクションにおけるプロパティの新しい "データ" セットは、さまざまなデータソースにアクセスする GeneXus アプリケーションの新しい作成方法への第一歩です。これまでデータベースをクエリするために使われてきた For Each コマンドを利用します。
詳細情報: ダイナミックトランザクション、興味深い使用例、トランザクションに応じて自動でデータを入力
GeneXus 15 では、モジュールの API とバイナリを配布したり、モジュールをほかのナレッジベースにインストールしたりできます。これにより、コードのプライバシーを維持したままナレッジを共有できます。また、GeneXus コミュニティにおけるモジュールのマーケットの開始ポイントとして活用することもできます。
詳細情報: GeneXus 15 でのモジュールの配布、組み込みのモジュール
クラウドへの移行にあたっては、新しいアーキテクチャ (クライアント/クラウド)、新しいサービス (分散キャッシュ、コグニティブサービスなど)、機能以外に関する新しい要件など、多くのことを考慮する必要があります。その根底となる前提条件として、拡張性とパフォーマンスを確保する必要があります。
ほかの分野と同様に、GeneXus の目的は、クラウドの開発やデプロイに関連する最も複雑な問題の一部を "抽象化" することです。
GeneXus 15 のジェネレーターは、クラウド (具体的には、Amazon Web Services、Google App Engine、IBM Bluemix、Microsoft Azure、SAP Cloud Platform などの PaaS (サービスとしてのプラットフォーム) プロバイダー) でネイティブに実行されるアプリケーションを生成するために最適化されています。
詳細情報: GeneXus 15 のクラウド ネイティブ ソリューション
生成された Web アプリケーションやスマート デバイス アプリケーションのセキュリティが強化され、トラフィックの生成が少なくなります。GeneXus Access Manager のセキュリティも強化され、API が改善されました。
詳細情報: GeneXus 15 GAM リリースノート
Web アクセシビリティとは、すべてのユーザーが Web サイトのコンテンツや機能に同等にアクセスできるように Web サイトを設計、開発することです。GeneXus 15 は、Web アプリケーションとモバイル Web アプリケーションにおけるアクセシビリティを強化します。改善点の 1 つとして、セクションコントロールにセマンティックコンテンツを追加できます。
詳細情報: Web アプリケーションのアクセシビリティ、GeneXus 15 の Web ジェネレーター
GeneXus の重要な機能として、マルチプラットフォーム対応の生成があります。これにより、それぞれのプラットフォームに最適なコードが生成されます。
GeneXus 15 は、以前のバージョンに付属していた Objective-C ジェネレーターの後継として、Apple が開発した最新のプログラミング言語である Swift に対応する Swift ジェネレーターを提供します。
新しい Geography データタイプは、DBMS の能力を活用して地理情報を表したり処理したりできます。これにより、地理情報が関連するシナリオを簡単にデジタル化でき、操作のパフォーマンスが向上します。また、新しいシナリオ向けのソリューションを作成できます。
詳細情報: Geography データタイプ
前述の Geography データタイプのほかにも、データアクセスに関連するいくつかの機能が強化されました。それらの機能を次に示します。
- 次の DBMS では、ServerDate() と ServerNow() が SQL 文においてインラインで実行されます: SQL Server、Oracle、PostgreSQL、MySQL、DB2 UDB、DB2 iSeries (Date データタイプが Char(8) でない場合)
- さまざまな場合で、式のナビゲーションが改善されました。
- 再編成でデータのコピーに一時テーブルを使用する場合が少なくなりました。
- 内部のコールツリーの決定アルゴリズムとビルドメカニズムの精度が向上しました (特に、オンラインとオフラインが混在したシナリオを含むナレッジベースの場合)。これにより、ビルドするオブジェクトの数が増減するため、ナビゲーションレポートに含まれるオブジェクトが変わる可能性があります。
- Boolean データタイプ用の垂直式のサポート。例:
ComCod*
OrdNro*
OrdPrdConArtBas Boolean, Formula: max(CnsArtBas)
{
CnsArtSec*
CnsArtBas Boolean
}
- For Each コマンドで、SKIP と COUNT のページング節をサポート。詳細については、SAC #40171 を参照してください。
- Concat 関数を DBMS で評価
- Trim と Str を Informix の DBMS でも評価。
- spc0023 および spc0017 分析エラーでビルド回数の追加を回避。詳細については、「GeneXus 15 の互換性」を参照してください。
- Exit を使用する For each コマンドを、For first ナビゲーションとして最適化。
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