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Web アプリケーションのアクセシビリティ

Web アクセシビリティとは、すべてのユーザーが Web サイトのコンテンツや機能に同等にアクセスできるように Web サイトを設計、開発することです。Web Accessibility Initiative (WAI) は、障害者による World Wide Web へのアクセスを改善する取り組みです。

Web サイトは、使用するハードウェア (またはソフトウェア)、場所 (言語や文化)、ユーザーの能力に関係なく、誰でもアクセスできる必要があります。
障害を持つユーザーは、スクリーンリーダー、画面拡大、音声認識などの補助テクノロジーを使用しています。
すべてのユーザーが Web サイトにアクセスできるようにするには、ソフトウェア開発者がこのようなことを念頭に置いておく必要があります。Web サイトは補助テクノロジーで解釈できる必要があり、そのためには多様な仕様や推奨事項に従う必要があります。
たとえば、画像に必ず代替テキストを含めることで、目が不自由でスクリーン リーダー ソフトウェアを使用しているユーザーの助けになります。画像に代替テキストがなかった場合、目が不自由でスクリーンリーダーを使用するユーザーが画像情報を認識できません (スクリーンリーダーは画像の代替テキストを読み上げます)。
使用帯域幅を減らすためにモバイル端末で画像をオフにしているユーザーも、このアクセシビリティを考慮した開発プラクティスの恩恵を受けます。
現時点で、欧州連合 (EU) は、アクセシビリティに関する政策を定めています。ウルグアイなどでは、AGESIC が Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) に基づいて Web のアクセシビリティに関する文書を発行しています。

アクセシビリティを考慮した開発プラクティスの内容

Web アプリケーションでアクセシビリティを提供するには、いくつかの要件を満たす必要があります。
GeneXus X Evolution 3GeneXus 15 は、開発者がこれらの特性を持つアプリケーションを開発できるようになっています。また、生成されるアプリケーションは、アクセシビリティを備えたアプリケーションの土台となる HTML5CSS3 に準拠します。
アクセシビリティを備えたアプリケーションを開発する責任の一端は GeneXus ユーザーにあります。開発者は、次の対応するアクセシビリティガイドラインに従ってアプリケーションをプログラミングする必要があります。
Web Content Accessibility Guidelines (WCAG 2.0) は、知覚可能、操作可能、理解可能、堅牢性の 4 つの原則に基づいています。
つまり、優れたアクセシビリティを考慮した開発プラクティスは、以下から構成される必要があります:
生成されるアプリケーションは Total Validator ツールで検証する必要があります。このツールで、HTML、CSS、アクセシビリティを検証できます。
これらのガイドラインに従うと、障害者と一般ユーザーを含む幅広いユーザーからのコンテンツへのアクセシビリティが向上します。次の各原則に注目した GeneXus ユーザー向けガイドラインを参照してください: 知覚可能なコンテンツ、操作可能、理解可能、堅牢性。
異なるグループや異なる状況のニーズを満たすために、3 つのレベルの準拠が定義されています: A (最低)、AA、AAA (最高)。レベルは WCAG 2.0 で定義されています。目標はレベル AA 以上への準拠です。
結論として、Web サイト開発の初期段階で計画しておけば、多くのアクセシビリティ機能を容易に実装できます。GeneXus のユーザーは、ガイドラインに従い、生成されたアプリケーションに Total Validator などの検証ツールを使用して問題を検出し、早期に修正してサイクルを継続する必要があります。

関連リンク

Tips on Developing for Web Accessibility
Tips on Designing for Web Accessibility


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Created: 17/05/30 19:02 by Admin Last update: 21/05/20 01:24 by Admin
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