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GAM の匿名ユーザーの自動登録 - 仕組み

ユーザーを自動登録し、匿名のままで維持することができます。実際には、生成したアプリケーションによって、デバイス識別子を使用した GeneXus Access Manager ユーザーが自動的に作成されます。自動的に作成されるユーザーには、次のような特徴があります:
  • アプリケーションからは、他のユーザーと同じように認識されます。「GAM の匿名ユーザーの自動登録 - SD の使用例」を参照してください。
  • 個人から見ると、完全に匿名になっています。デバイスを操作しているユーザーの個人データは認識されず、要求または保存されることもありません。 
  • デバイス識別子を特定することは可能です。
アプリケーションを匿名ユーザーとして使用した後、アプリケーションに登録することにした場合、GAM は登録内容に基づいて新しいユーザーを作成し、自動登録された匿名ユーザーと同じユーザー ID を割り当てます。
GeneXus 15 Upgrade 10 以前のバージョンでは、これはカスタム認証外部 Web サービス認証ローカル認証でのみ実行されます。GeneXus 15 Upgrade 11 以降のバージョンでは、あらゆる GAM 認証タイプで有効です。
これにより、アプリケーションによって保存されていた、自動登録されたユーザーに関連付けられたすべての情報を、登録された新しいユーザーに関連付けることができます。
自動登録された匿名ユーザーと、登録されたユーザーは、どのように統合されるのでしょうか。
匿名ユーザーの自動登録において、次の場合を検討します:
Menu オブジェクト[ Auto-register Anonymous User ] プロパティが True に設定され、[ Integrated Security Level ] プロパティ が None に設定されている場合、資格情報を入力せずにこのメニューにアクセスできるものの、ユーザーは自動登録されないことを意味します。 
メニューに「SubscribeNovel」という名前の Panel オブジェクトである Action アイテムがあることに注目してください:
イメージ:55305.jpg
このアイテムを呼び出すメニューと同様に、値が None に設定された [ Integrated Security Level ] プロパティがあります:
これは、このアイテムがメニューと同じように動作することを意味します。この Panel オブジェクトは、ログイン要求または自動登録なしで実行されます。
REST サービス SubscribeToNovels が Panel オブジェクトから呼び出されます。
イメージ:55306.jpg
画像のプロシージャーで、 [ Integrated Security Level ] が Authentication に設定されていることに注目してください:
イメージ:55307.jpg
したがって、SubscribeToNovels サービスを実行しようとすると、前述のメカニズムによって自動登録が行われます。これは、このサービスが認証を必要とし、また、匿名ユーザーの登録を許可する Menu オブジェクトの呼び出しのツリー内にあるためです。
すべてのスマートデバイスは、DeviceId によって個々に特定されます。これにより、GAM はそのデバイスに対して透過的な方法でユーザーを自動作成できるようになります。このようなユーザーは、DeviceId を使用して特定されます。このユーザーは、アプリケーションからは登録済みのユーザーとして認識されます。具体的には、アプリケーションのロジックがユーザーに関連付けるデータはすべて、そのユーザーについて自動作成された識別子に関連付けられます。
このようなユーザーのセッションは、期限切れになることはありません。つまり、OAuth の [ トークンの有効期限 (分単位) ] は匿名ユーザーのセッションには適用されません。
デバイスのユーザーが、任意の方法で GAM に登録することを決定した場合 (GAM - Registration)、GAM は、新しく登録されたユーザーを、デバイスのユーザーに自動的に関連付けます。ユーザーの識別子は保持されます。これにより、既に確立しているユーザーデータの関係にアプリケーションから変更を加える必要がなくなります。
注: GeneXus 15 Upgrade 10 までは、ローカル認証を使用して登録を行い、登録されるユーザーを匿名ユーザーに関連付ける必要があります。


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Created: 15/01/07 22:46 by Admin Last update: 24/03/25 23:57 by Admin
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