[ 参照モジュールの管理 ] は、(
ナレッジマネージャのインポート機能と組み合わせて) 開発者間で知識を共有するためのもう 1 つの方法です。ほかの開発者が提供するモジュール (それぞれが開発した
機能を配布用にパッケージ化したもの) をインストールできます。
[ 参照モジュールの管理 ] ダイアログでは、次のことが可能です:
- サーバー (ローカルマシンを含む) 上の外部モジュールを探す。
- ナレッジベースに対してモジュールをインストール、更新、または復元する。
- バージョン、作成者、説明、ライセンス、対応プラットフォームなど、モジュールに関する情報を取得する。
インストール/更新プロセスでは、該当するプロセスの状態、警告、およびエラーが [ 出力 ] ウィンドウに表示されます。情報を見るために開いていることを確認してください。
GeneXus は、モジュールの管理と Global Matrix からのダウンロードに Maven リポジトリを使用しています。ただし、独自のリポジトリを定義する場合、モジュールの管理とダウンロードに Maven と NuGet のどちらかを選択できます。そのためには、リポジトリを
モジュールサーバーとして設定し、Nexus - NuGet または Nexus - Maven リポジトリのどちらであるかを指定する必要があります。こうすることで、GeneXus は選択したリポジトリを使用してモジュールとその依存関係を管理します。
Maven は広く使用されており、依存関係を管理できるため、GeneXus でのモジュールのインストールと更新を簡素化できます。
モジュールサーバーとして Maven を使用するには、Maven がインストールされている必要があります。公式の
Maven のサイトからダウンロードできます。
NuGet は、依存関係を自動的に管理するため、推奨される代替手段として提示されています。
NuGet を使用する際、モジュール A が別のモジュール B に依存する場合、モジュール B を事前にインストールしておく必要はありません。GeneXus は NuGet と連携して、メインモジュールをインストールする前に必要な依存関係を自動的にインストールします。このアプローチにより、特にかなりの数のモジュールとそれぞれの依存関係を扱う場合、モジュールのインストールと更新のプロセスが大幅に簡素化されます。
%userprofile%\.gxmodules\.tools にある "nuget.exe" ファイルを探して、NuGet がインストールされていることを確認してください。見つからない場合は、公式の
NuGet のサイトからダウンロードできます。
エラー: 'Global Matrix' からモジュール '<module>' のダウンロード中にエラーが発生しました (内部エラー: 'pmm0037: Maven のインストール環境が見つかりません。Maven インストールの bin パスを PATH 環境変数に追加してください。')。
原因: GeneXus では、Nexus の
モジュールサーバーからモジュールをインストールする際に、Maven 3.6.1 以降が必要です。
解決方法: Maven を更新する必要があります。
エラー: 'Global Matrix' からモジュール '<module>' のダウンロード中にエラーが発生しました (内部エラー: 'Object reference not set to an instance of an object.').
gxlogging.log に以下のエラーが出力されます:
PKIX path building failed: sun.security.provider.certpath.SunCertPathBuilderException: unable to find valid certification path to requested target
原因: このエラーは、GeneXus が Maven を介してアクセスしようとしている Matrix サイトの証明書が変更されたために発生します。このエラーメッセージは、要求されたターゲットへの有効な証明書パスが見つからず、成果物が正しく転送されないことを示しています。
解決方法: 問題を解決するには、JDK を更新するか、開発マシンの Java バージョンで証明書を手動で更新して、Matrix サーバーが使用する新しい証明書を認識できるようにする必要があります。これにより、安全な接続を確立し、エラーを解決することができます。詳細は、「
SAC #52914」を参照してください。
GeneXus モジュールが KB 内で更新されるタイミングと方法