| モジュールを使用して複数のナレッジベースをマージする方法 | |
ここでは、モジュールオブジェクトを使用して複数のナレッジベースをマージするために必要な手順について説明します。
モジュール機能と同様、ナレッジベースのマージも簡単になりました。オブジェクトの [ Name ] プロパティの値は、そのモジュール内のすべてのオブジェクトの中で一意である必要がありますが、別のモジュールでは繰り返し使用できます。
注: ナレッジベースを変更する前に、必ずバックアップしてください。
残りのナレッジベースについて、次の手順を実行します:
- 古いナレッジベースを開き、必要な GeneXus オブジェクトをすべてエクスポートします。エクスポートしたオブジェクトを含む .XPZ ファイルが作成されます。
これは、不要なオブジェクトを削除する絶好のタイミングです。オブジェクトをエクスポートする前にナレッジベースをクリーンアップするかまたは使用するオブジェクトのみをエクスポートすることをお勧めします。
- マージが実行されている新しいナレッジベースを開き、エクスポートしたオブジェクトを格納するための新しいモジュールオブジェクトを作成します。
- 前の手順で生成された .XPZ ファイルを、マージが実行されているナレッジベースにインポートします。
- インポートしたすべてのオブジェクトを、新しいモジュールオブジェクトに移動します。「モジュールにオブジェクトを追加する方法」を参照してください。
このプロセスが完了すると、ナレッジベースのモジュール編成が新しくなります。各モジュールオブジェクトには、マージ対象の各ナレッジベースの GeneXus オブジェクトがすべて含まれます。
モジュール編成の定義が完了したら、それぞれのインターフェースを定義するプロセスが開始します。これは、マージされるほとんどのナレッジベースで、モジュール機能が使用されていなかったためです。このプロセスでは、モジュールが互いにやり取りする方法を決定します。 インターフェースを定義する主な目的は、オブジェクトの大幅な変更やモジュールで行われる内部設計に関する決定の影響から他のモジュールを保護し、必要なサービスを提供することです。
モジュールのインターフェースの定義方法に関する推奨事項については、「モジュール - インターフェースの定義」を参照してください。また、モジュールを使用する場合の並行トランザクションの動作については、「モジュール - 並行トランザクションとオブジェクトの表示」を参照してください。
構成を分かりやすくするために、モジュール間のやり取りは最小限に抑えることをお勧めします。モジュールの [ Diagram ] エレメントを使用して、モジュール間の関係を明示的に表示し、その後でやり取りを微調整します。
マージ対象のほとんどのナレッジベースではモジュール機能が使用されていなかったため、内部構造を整理してモジュール機能を使用できるようにすることを強くお勧めします。将来的にメンテナンスが容易になり、開発も迅速かつ容易に行えるようになります。そのために必要な手順を示します:
- ナレッジベースがフォルダオブジェクトを使用して編成されている場合は、最初にそれらのフォルダをモジュールに変換します。「フォルダをモジュールに変換する方法」を参照してください。
- 提供されるサービスのタイプ別にオブジェクトを整理します。同じモジュールに同じタイプが属するようにしてください。
以上です。ナレッジベースがマージされたので、新しいサービスの開発を続けることができます。モジュール機能を使用することで、開発にかかる時間が短縮され、メンテナンスも容易になります。
参考情報
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