スマートデバイスでの動的な呼び出し

ネイティブモバイルアプリケーションのイベントでは、Call コマンドがサポートされています。呼び出されるオブジェクトは、設計時または実行時に定義できます。後者を、動的な呼び出しと呼びます。
サポートされている構文は次のとおりです:
Call( {'pgm ' | &var | ATT:att } [ {, parm} … ] )
その他の方法は、「ネイティブモバイルアプリケーションのイベントからの Work With のエレメントの呼び出し」で説明しています。

動的な呼び出し

構文
Call( {&var | ATT:att} [ {, parm} … ] )
&var または att の形式は <タイプ>:<名前> [ ?<パラメーター> [ {, parm} … ] ]
サポートしているタイプは次のとおりです:

sd	Dashboard、Work With for Smart Devices パターンインスタンス、Panel for Smart Devices
prc	REST プロシージャー
wbp	Web オブジェクト
eo	外部オブジェクト

<名前>	オブジェクト名

注:
GeneXus X Evolution 3 以降、ビルドメカニズムに最適化が追加されたことにより、各メインオブジェクトに必要なメタデータだけが生成されるようになりました。そのため、動的に呼び出され、メインのコールツリーにないオブジェクトにも、ダミーの呼び出しを含める必要があります。

例

1.固定パラメーターを持つディスパッチャー

Event 'ViewPerson'
    Composite
        &Object = GetPersonDetailLayout(PersonType)
        call(&Object,PersonId)
    EndComposite
EndEvent

procedure: GetPersonDetailLayout

Parm(in:&PersonType,out:&Object);

if &PersonType = Type.Person
   &Object = "sd:WorkWithDevicesPerson.Person.Detail"
else
   &Object = "sd:WorkWithDevicesDean.Dean.Detail"
endif

2.動的なパラメーターが割り当てられたディスパッチャー

Event 'ViewPerson'
    Composite
        &Object = GetPersonDetailLayout(PersonType,PersonId)
        call(&Object)
    EndComposite
EndEvent

procedure: GetPersonDetailLayout

Parm(in:&PersonType,in:&PersonId,out:&Object);

if &PersonType = Type.Person
   &Object = "sd:WorkWithDevicesPerson.Person.Detail?"+&PersonId.ToString().Trim()
else
   &Object = "sd:WorkWithDevicesDean.Dean.Detail?"+&PersonId.ToString().Trim()
endif
//メインのコールツリーに含まれる、メインオブジェクトまたはオブジェクトの場所: 
if 1 = 0
   WorkWithDevicesPerson.Person.Detail("1")
   WorkWithDevicesDean.Dean.Detail("1")
endif

注

変数 &Object が空の場合は、動的な呼び出しで無視されます。