| | オフライン データベース オブジェクト | |
スマートデバイス用オフラインアプリケーションのアーキテクチャで説明しているように、オフラインアプリケーションは、デバイス上にローカルデータベースを必要とします。オフライン データベース オブジェクトは、GeneXus でオフラインのメインオブジェクト ([ Connectivity Support ] プロパティが Offline) の子ノードとして表示され、ローカルデータベースとサーバーのデータベースの同期をいつ、どのように行うかの定義に使用します。
このオブジェクトは、オフラインのメインオブジェクトを初めてビルドした後に表示され、モバイルのメインオブジェクトの [ Offline Database ] プロパティに自動的に設定されます。
このオブジェクトは非常に単純なオブジェクトで、次の要素が含まれます:
GeneXus でオフライン データベース オブジェクトが作成されるときに、アプリケーションのインストール後にデバイスにローカルデータベースを作成するためのプログラムが自動的に作成されます。詳細については、「オフラインデータベースの再編成」ドキュメントを参照してください。
このオブジェクトが、デバイスにローカルデータベースを作成する役割を担うので、ローカルデータベースに作成するテーブルを認識できている必要があります。GeneXus では、この選択を自動的に行うことができます。詳細については、「オフライン データベース オブジェクトのテーブル選択」を参照してください。
前述のように、このオブジェクトには、同期を処理するためのイベント、条件、およびプロパティがあります。同期は、アプリケーションと Web サーバーとの間でデータを送受信することなので、アプリケーションでデータを送受信する方法に関する設定を変更できます。
デバイスは、選択したテーブルのサブセットを Web サーバーのデータベースから受信します。このとき、ローカルデータベースに必要なデータをフィルタリングできます。この場合、オフライン データベース オブジェクトの [ Conditions ] と [ Events ] エレメントを使用します。
次のように、受信の設定に使用できるプロパティもあります:
データ同期で説明しているように、デバイスでは、すべてのイベントがローカルデータベースに保存され、デバイスがサーバーに次回接続したときに変更が送信されます。これらの変更を送信するタイミングは管理が可能で、その設定には [ Send Changes ] プロパティを使用します。
オフラインデータベースのナビゲーションレポートは、どのような条件で、どのオフラインテーブルにデータが挿入されているかを示します。詳細については、「オフライン データベース オブジェクトのナビゲーションレポート」を参照してください。
この機能は、GeneXus X Evolution 3 以降で利用できます。
|
|
|
|
|