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[Motion Effect] プロパティグループ

このプロパティグループは、Theme for Smart Devices クラス (適用範囲を参照) の下にあり、モーション効果と呼ばれる視差効果に近い UI/UX の改善をエンドユーザーに提供します。このエフェクトは iOS 7 の UI に組み込まれているマルチレイヤーデザインの結果であり、エンドユーザーのデバイスを横方向または縦方向に傾けたときのインターフェースに奥行きと動きをもたらします。
このグループ内のプロパティを使用して、アプリケーションに印象的な効果を容易に組み込むことができます。
プロパティ 説明
Max Horizontal Offset エンドユーザーがデバイスを横方向 (左から右、または右から左) に傾けたときにコントロールが達する最大のオフセットを示します。動きの係数と解釈することができ、値が高いほど動きが大きくなります。
Max Vertical Offset 同様に、エンドユーザーがデバイスを縦方向 (前から後ろ、または後ろから前) に傾けた場合が対象です。

いずれのプロパティも整数値を指定し、コントロールのレイヤーとそのコンテナのレイヤーをスムーズに動かせます。
求めている効果に応じて、次のいずれかの値を指定できます。
  • 負の値: コントロールが物理デバイスの動きとは逆の方向に動きます。
  • ゼロ値 (0): 効果は適用されません (既定値)。
  • 正の値: コントロールが物理デバイスの動きと同じ方向に動きます。

使用例

EventDay で、リスト内の各講演者の写真にこの UI/UX 機能を適用するとします。
まず、WorkWithDevicesSpeaker オブジェクトの [ List ] セクションを開きます。
目標は画像を動かすことなので、画像をキャンバスコントロールに組み込みます。枠よりも大きくなるようにして、写真が動いても枠が埋まるようにします。
レイアウトは次のようになります:
イメージ:30987.png
この設定の詳細を以下に示します。
  • TableImageSpeaker クラスで、キャンバスを円にし、 [ Border Radius ] に適切な値を設定します。
  • キャンバス画像の [ Absolute Position ] プロパティで、画像を拡大し、中央に配置します。
  • ImageSpeakerMotion クラスで、画像の縦横比を維持し、両方のオフセットを設定してモーションエフェクトを加えます。
いくつかのプロパティを設定するだけで、実行時の動作が以下のようになります。
横方向に傾けた場合
イメージ:30960.png
イメージ:30982.gif 
縦方向に傾けた場合
イメージ:30959.png
イメージ:30983.gif
縦と横の両方向に傾けた場合
イメージ:30985.png
イメージ:30984.gif 

  • iOS 7 以上でのみサポートされます。
  • テーブルコントロールまたはキャンバスコントロールにタイルコントロールが組み込まれている場合、[ Border Radius ] プロパティを設定します (要件に応じて 1 以上の値を設定します)。この設定により、モーション効果 (使用例で示しているようなキャンバス内のタイルの画像など) が適用されている場合、コントロールの適用範囲の制限が回避されることがあります。

適用範囲

テーマクラス: Image、Table、Calendar、Group
ジェネレーター:  スマートデバイス (iOS)
 

使用可能バージョン

このプロパティは、GeneXus 15 以降で利用できます。









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Created: 17/05/30 19:02 by Admin Last update: 22/04/05 18:18 by Admin
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