このプロパティグループは、
Theme for Smart Devices クラス (適用範囲を参照) の下にあり、
モーション効果と呼ばれる
視差効果に近い
UI/UX の改善をエンドユーザーに提供します。このエフェクトは iOS 7 の UI に組み込まれているマルチレイヤーデザインの結果であり、エンドユーザーのデバイスを横方向または縦方向に傾けたときのインターフェースに奥行きと動きをもたらします。
このグループ内のプロパティを使用して、アプリケーションに印象的な効果を容易に組み込むことができます。
プロパティ |
説明 |
Max Horizontal Offset |
エンドユーザーがデバイスを横方向 (左から右、または右から左) に傾けたときにコントロールが達する最大のオフセットを示します。動きの係数と解釈することができ、値が高いほど動きが大きくなります。 |
Max Vertical Offset |
同様に、エンドユーザーがデバイスを縦方向 (前から後ろ、または後ろから前) に傾けた場合が対象です。 |
いずれのプロパティも
整数値を指定し、コントロールのレイヤーとそのコンテナのレイヤーをスムーズに動かせます。
求めている効果に応じて、次のいずれかの値を指定できます。
- 負の値: コントロールが物理デバイスの動きとは逆の方向に動きます。
- ゼロ値 (0): 効果は適用されません (既定値)。
- 正の値: コントロールが物理デバイスの動きと同じ方向に動きます。
EventDay で、リスト内の各講演者の写真にこの UI/UX 機能を適用するとします。
まず、WorkWithDevicesSpeaker オブジェクトの
[ List ] セクションを開きます。
目標は画像を動かすことなので、画像をキャンバスコントロールに組み込みます。枠よりも大きくなるようにして、写真が動いても枠が埋まるようにします。
レイアウトは次のようになります:
この設定の詳細を以下に示します。
- TableImageSpeaker クラスで、キャンバスを円にし、 [ Border Radius ] に適切な値を設定します。
- キャンバス画像の [ Absolute Position ] プロパティで、画像を拡大し、中央に配置します。
- ImageSpeakerMotion クラスで、画像の縦横比を維持し、両方のオフセットを設定してモーションエフェクトを加えます。
いくつかのプロパティを設定するだけで、実行時の動作が以下のようになります。
横方向に傾けた場合 |
|
縦方向に傾けた場合 |
|
縦と横の両方向に傾けた場合 |
|
テーマクラス: Image、Table、Calendar、Group
ジェネレーター: スマートデバイス (
iOS)
このプロパティは、
GeneXus 15 以降で利用できます。