| [Font Category] プロパティ | |
[ Font Category ] を使用すると、各フォントサイズの文字間隔や行の高さを自動調整したり、本文や脚注などのテキストスタイルを意味的に指定したり、ユーザーが任意にテキストサイズ設定を変更したときにその変更内容が適切に反映されるようにしたりすることができます。
| 空の値です (既定)。 | Body | 一般テキストに使用されます。 | Caption1 | 標準タイトルに使用されます。 | Caption2 | 代替タイトルに使用されます。 | Footnote | 注釈に使用されます。 | Headline | ヘッダーテキストに使用されます。 | Subheadline | サブタイトルに使用されます。 |
この機能の主なシナリオは、簡単な方法でテキストを読みやすくすることです。
これを実現するために、OS には次の機能が備わっています:
- 各フォントサイズの文字間隔や行の高さを自動調整できます。
- 本文や脚注などのテキストスタイルを意味的に指定できます。
GeneXus でも同様の操作を実行できるように、Themes for Smart Devices のクラスの [ Font ] プロパティグループ内に [ Font Category ] プロパティが実装されています。
このプロパティを使用すると、フォントにその用途に関する意味を持たせ、それに基づいて既存のプロパティ ( [ Font Weight ] や [ Font Size ] など) の既定値を計算したり、GeneXus では設定できないフォントプロパティ (文字間隔や行の高さなど) やデバイスのユーザーが実行時に指定するプロパティ ( [ Text Size ] ) を設定したりすることができます。
たとえば、 [ Font Category ] プロパティにいずれかの値を指定し、さらに次のように設定されている場合について考えます:
- [ Font Size ] プロパティが空または 0dip に設定されている場合、選択したカテゴリに対応する値と、ユーザーが各自のデバイスで設定したサイズが使用されます。0dip は、別の親クラスの継承値をオーバーライドするのに役立つ場合があります。
- [ Font Weight ] および [ Font Style ] プロパティが空の場合は、Normal/Bold および Normal/Italic が使用されます。これらは、選択したカテゴリに基づく [ Font Weight ] および [ Font Style ] にそれぞれ対応しています。
- GeneXus 15 Upgrade 7 以降で、 [ Font Size ] プロパティが設定され、フォントファミリーとしてカスタムフォントを使用している場合、iOS 11 以上で実行しているアプリケーションでは、(事前に定義されたフォントサイズではなく) ユーザー独自のフォントサイズ設定を基準に値が調整されます。たとえば、 [ Font Size ] プロパティが 20 に設定されている場合、 [ Font Category ] プロパティのすべてのオプションがその値 (つまり 20) を基準に調整されます。
iOS アプリケーションでは、(OS によって管理される) 組み込みフォントに対しては [ Font Size ] プロパティを空のままにし、カスタムフォントに対しては基準フォントサイズを指定することをお勧めします。
[ Font Category ] プロパティは次のバージョンで利用できます:
このプロパティは設計時にのみ適用されます。
このプロパティの変更を適用するには、メインオブジェクトを実行します。
オブジェクト: Theme for Smart Devices 対応しているプラットフォーム: スマートデバイス (Android、iOS)
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