Web コンポーネントとは、(ほかの Web オブジェクトと同じように) 独立して実行できる Web オブジェクトであり、ほかの Web オブジェクト (Web パネルまたは Web トランザクション) に含めることもできます。これにより、GeneXus Web アプリケーション設計者に高度な可用性を提供します。
Web アプリケーションの複数のオブジェクトで繰り返される Web オブジェクトの一部であれば、Web コンポーネントと定義することができます。最も一般的な例は、メニュー、ログイン、カスタマイズ領域などです。
たとえば、メニューロードを使用する各オブジェクトでこれを実装する代わりに、Web コンポーネントでプログラムしてメニューを必要とする各 Web パネルで再使用します。
Web パネルまたは Web トランザクションを Web コンポーネントとみなすには、 [ Type ] プロパティを使用してコンポーネントであることを示します。このプロパティを Web パネルで変更するのは、 [ オブジェクトを新規作成 ] ウィンドウで Web Component オブジェクトを作成するのと同じです。
Web コンポーネントとして定義したWeb オブジェクトの特徴は失われません。そのため、独立して実行可能です。独立して実行させるには [ URL Access ] プロパティを使用します。
この値を割り当てた後、 [ URL Access ] プロパティを [ Yes ] に設定すると URL を通じて Web コンポーネントにアクセスできます。
 Web コンポーネントを挿入するには、ツールバーアイコンから Web フォームにドラッグします。フリー スタイル グリッドに Web コンポーネントを挿入することもできます。
Web コンポーネントは、これを含むものと同じ Web パネルの HTML 内で生成します。これはつまり、実行時にサーバーに Web コンポーネントが含まれ、Web コンポーネントを含む HTML コードをブラウザー送信することを意味します。
上の画像は Web コンポーネントを 3 つ示しています。これらの Web コンポーネントはより良い配置となるよう同じテーブル内で配布されています。開発作業をより容易にするため、Web コンポーネントの [ ControlName ] プロパティがより分かりやすく変更されています。上下の領域は順にヘッダーおよびフッターと呼ばれ、中央の領域は現在のユーザーについての情報を含むためログインと呼ばれます。テーブルのセルにグリッドを追加し、会社が使用できる航空会社の一覧を示しています。
ヘッダー、ログイン、およびフッターは通常の Web パネルであり、 [ Type ] プロパティの値は [ Component ] に設定されています。挿入された各 Web コンポーネント (ヘッダー、ログイン、およびフッター) について、メインの Web パネル (下図) が各部に表示するコンポーネントを示します。これらの Web パネルはコンポーネントとして分類されているため、ナレッジベースのコンポーネント一覧に表示されます。 [ Type ] の値が [ Component ] に設定されていない場合は、これらの Web パネルは一覧に含まれないため、この関係は確立されません。
 
Web コンポーネントコントロールおよびコンポーネントオブジェクトの間のリンクは、Web コンポーネントコントロールの [ Object ] プロパティの値で示すものです。この値は、実行時に Web コンポーネントコントロールに含む必要のあるオブジェクトを定義します。
コンポーネントを選択するには、ナレッジベースのコンポーネント一覧を使用します。このリストは、次のとおりメイン Web パネルの Web コンポーネントの [ Object ] プロパティを変更すると開きます。
次の図では、同じ Web コンポーネントフッターを Person トランザクションに追加しています。前例と異なり、この Web パネルのみがトランザクションに含まれます。
Web コントロールは実行時に作成できます。したがって、非常に動的なアプリケーションを作成できます。つまり、アプリケーションの特定のパラメーターに基づいて、異なる Web コンポーネントを作成することにより、アプリケーションのレイアウトや動作を変更することができます。詳しい説明を見るには、ここをクリックしてください。
参考情報
Web コンポーネントのプロパティ
[ Type ] プロパティ
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