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[オプション] - [カスタムビルド]

このノード (GeneXus メニュー > [ ツール ] > [ オプション ] > [ カスタムビルド ] ) では、カスタム ビルド コマンドを作成できます。
カスタム ビルド コマンドでは、独自に設定したステップのみが実行されます。特定の環境で不要なステップがあれば、それらを省略することでビルド時間を最適化し、迅速にプロトタイプサイクルを進めることができます。
各カスタム ビルド コマンドは 3 つのフィールドで構成されています。
  • 名前: コマンドの名前です。
  • 適用範囲: 各コマンドは特定の適用範囲に対して機能します。適用範囲では、基本のステップ (省略不可) とそれらのステップで実行する処理を定義します。また、どのメニューオプションの下にカスタムコマンドを表示するかを定義します。
    • 適用範囲に設定可能な値: [ すべてビルド ] 、 [ すべてリビルド ] 、 [ ビルド ] 、 [ リビルド ] 、 [ 選択オブジェクトをビルド ] 、 [ 実行 ] 、 [ これだけを実行 ]
  • 選択された項目: カスタム ビルド コマンドで実行するコマンド数を示します。
定義したカスタム ビルド コマンドは、オブジェクトのコンテキストメニュー > [ カスタムビルド ] か、GeneXus のメインメニュー > [ ビルド ] > [ カスタムビルド ] に表示されるようになります。

役立つサンプル

これらのサンプルは、それぞれ異なるユーザーが定義したカスタム ビルド コマンドであり、特定の環境下で役立ちます。
1) 設定ファイルを更新する
[ Datastore ] プロパティ (パスワードやユーザーなど) の変更後に GeneXus で必要となるステップは設定ファイル (web.config や client.cfg など) の更新だけですが、標準で用意されているコマンドでは不要なステップが多数実行されます。
ユーザーは、次のような新しいカスタムアクションを作成できます。
  • 名前: Update Config
  • 適用範囲: 選択オブジェクトをビルド
  • 有効なステップ: 生成、コンパイル
2) SDT をビルドする (.NET の場合にのみ有効)
場合によっては、一部の SDT が適切にリビルドされないために、該当する SDT を使用するオブジェクトでコンパイルエラーが発生することがあります。 [ すべてリビルド ] では不要なステップが実行されるため、時間がかかることがあります。
ユーザーは、次のような新しいカスタムアクションを作成できます。
  • 名前: Rebuild all SDTs
  • 適用範囲: すべてリビルド
  • 有効なステップ: .Net 用 SDT の仕様解析、.Net 用 SDT の生成、コンパイル
3) 生成をコンパイルと転送から分離する (RPG/400)
コンパイルして iSeries に転送する前に何らかの変更が必要になった場合は、2 つのカスタム ビルド コマンドを作成できます。
a) 
  • 名前: Generate RPG
  • 適用範囲:すべてビルド
  • 有効なステップ: [ 生成 ] を含むそれより前のすべてのステップ
b)
  • 名前: Compile & Trf RGP
  • 適用範囲:すべてビルド
  • 有効なステップ: [ 生成 ] より後のすべてのコマンド

サンプルのスクリーンショット

イメージ:44187.png
イメージ:44188.png

  • ステップのリストは、前のビルドで実行されたステップに基づいて動的にロードされます。したがって、インストール環境で少なくとも 1 回は [ すべてリビルド ] を実行し、すべてのステップを選択または選択解除できるようにしてください。

Created: 20/01/10 00:34 by Admin Last update: 21/05/20 18:13 by Admin
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