ここでは、ネイティブ モバイル アプリケーションをデバッグするための最初のアプローチとして、ログメッセージの調査方法を説明します。
まず、
[ Enable Logging ] プロパティを
True (既定値) に設定し、各機能で記録するログレベルを指定します。
これには、
ネイティブモバイルの [ Main object properties ] で次のプロパティを設定します:
ネイティブ モバイル アプリケーション (
メインオブジェクト) をビルドして実行します。
Android アプリケーションは 2 とおりの方法でデバッグできます。いずれの方法でも LogCat ツールを使用します。
1) コマンドラインツールを使用する
Android ではコマンドラインツールを使用してログを調査できます。たとえば、コマンドプロンプトまたは PowerShell を開いて次のコマンドを実行すると、ログファイルが作成されます。ここでは、GeneXus アプリケーションのデバッグメッセージ (GeneXusApplication:D)、Android 実行時エラー (AndroidRuntime:E)、およびすべてのカスタムメッセージ (System.out:I) をフィルタリングしています。コマンド ライン ツールのパラメーターの詳細については、「logcat コマンド ライン ツール」を参照してください。
> adb logcat -v brief GeneXusApplication:D AndroidRuntime:E System.out:I *:S > MyLogFile.txt
結果をコンソールに直接書き込む場合は、コマンドから "> MyLogFile.txt" を削除します。

注: %ANDROID_HOME% 環境変数を設定する必要があります (Android-SDK ディレクトリーのパスを指定します)。
2) Android Studio を使用する
Android Studio を使用する場合は、 [ View ] > [ Tool Windows ] > [ Logcat ] の順に選択して、Android LogCat を実行します。

Apple アプリケーションで生成されたログは、3 とおりの方法で確認できます。
1) XCode デバッグコンソールを使用する
開発者は、XCode を開き、そこからアプリケーションを実行します。これで、デバッグコンソールにログメッセージが表示されるようになります。

2) アプリケーションのログファイルを調査する
アプリケーションのデータパス (Directory.ApplicationDataPath からアクセス可能) に *.log ファイルが生成されます。そのファイルをアプリケーションから読み取ってレポートを送信したり、ファイルの内容をアプリケーションに直接表示したりすることができます。次の例では、ログファイルとその内容をアプリケーションに直接表示しています (ここからダウンロードし、ナレッジベースに追加してください)。

3) シミュレーターのログファイルを使用する
アプリケーションをシミュレーターで起動した場合 (たとえば、GeneXus で F5 を押す)、開発者はシステムバーの [ Debug ] > [ Open System Log... ] (または ⌘+/ ショートカット) を使用してログを調査できます。
- Apple アプリケーションでは、GeneXus でログのプロパティを設定する代わりに、 [ Settings ] > [ <アプリケーション> ] に移動して [ Enable Log ] スイッチ (および目的のログレベル) をオンにすることによって、ログを有効にすることができます。

ジェネレーター: Apple、
Android
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Apple 開発者向けの情報 - Debugging Tools
Android 開発者向けの情報 - Write and View Logs with Logcat