ここでは、
GeneXus Server での作業に
ロックモデルを使用するために必要な手順、および他のチームメンバーと協同作業するうえで知っておくべき操作について説明します。
1) GeneXus Server に接続する
ナレッジベースは 2 とおりの方法で GeneXus Server に接続できます。
- ナレッジベースが既に GeneXus Server でホストされている場合は、GXserver からナレッジベースを作成します。
- これに対して、ナレッジベースが GeneXus Server でホストされていない場合は、GeneXus Server にナレッジベースを送信する必要があります。この操作を実行するときに、マージモデルとロックモデルのどちらを使用するかを選択できます。このモデルを有効にするには、 [ ロックモデルで作業 ] オプションを選択します。
ナレッジベースが GeneXus Server インスタンスに接続されると、
チーム開発ノードが表示されます。このノードには、ナレッジベースが接続されている GeneXus Server インスタンスに関するあらゆる情報が表示されます。
注: [
チーム開発 ] コンテキストメニューに、ロックを使用して作業するための新しいオプションが追加されていることに注目してください:
2) オブジェクトをロックする
まず、編集するオブジェクトへの排他的な書き込みアクセス (
ロック) を取得する必要があります。オブジェクトのロックを取得すると、そのオブジェクトを変更できるようになります。
変更されたオブジェクトは、
保留中のコミットのリストに自動的に追加されます。
3) 変更をコミットする
作業内容を他のチームメンバーと共有する準備ができたら、
GeneXus Server へのコミット操作を行います。
コミットすると、コミットされたすべてのオブジェクトのロックが自動的に解除され、他のユーザーがそれらのオブジェクトをロックして変更できるようになります。
一方、ロックの所有者がロックを解除するまで、他のユーザーによるコミットはブロックされます。GeneXus Server インスタンスでロックされたオブジェクトは、ロックを所有しているユーザーしか変更できません。つまり、ロックの所有者以外は、オブジェクトを削除したり、オブジェクトの名前を変更したりすることはできません。
4) ロックを解除する
他のユーザーによってロックされているオブジェクトを変更する必要がある場合は、ロックの所有者に
ロック解除または
コミットを実行してもらう必要があります。
ただし、ロックしているユーザーがどうしてもロック解除またはコミットを実行できない場合、
強制ロック操作を行うことができます。
- 他のユーザーに無断で強制ロックを行うと、作業内容が失われる可能性があります。強制ロックが解除されると、元のロックの所有者が変更を確認したり、自由に上書きしたりできるようになります。
- Prompt オブジェクト
Prompt オブジェクトは、コミット操作または更新操作では考慮されません。Prompt を「ユーザープロンプト」として保存すると、ローカルのナレッジベースに挿入済みとしてマークされ、今後、他のナレッジベースでのコミットや更新で考慮されるようになります。Prompt が GeneXus Server にコミットされると、該当するオブジェクトのロック操作が可能になります。
強制ロック
強制編集
ロック解除