Slider コントロールは、インジケータをスライドすることで、事前に定義した範囲内の値を選択するグラフィックインターフェースです。
このコントロールは次の要素で構成されています。
- つまみ。コントロールの操作に使用します (水平に動かして値を選択します)。
- バー。選択可能な値の範囲を示します (つまみはバー上に配置されます。つまみの左側のバー部分は、選択した値を表します)。
- 吹き出し (オプション)。つまみを移動することで選択された値を示します。
このコントロールの値は、
つまみがリリースされているときにのみ変更できます。
吹き出し ( [
Display Value ] プロパティ＝ True の場合にのみ表示) に示される値は、
つまみをスライドすると変更されます。
このコントロールは Numeric タイプをベースとする
項目属性または変数にのみ適用できます。
| Min Value |
コントロールで表す範囲の最小値を指定します。既定値は 1 です。このプロパティの値を最大値より大きくすることはできません。
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| Max Value |
コントロールで表す範囲の最大値を指定します。既定値は 5 です。このプロパティの値を最小値より小さくすることはできません。
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| Step |
このコントロールでは、連続値または離散値を表すことができます。離散値はこのプロパティで指定します。0 以外の値を指定した場合は離散値となります。たとえば、コントロールの最小値が 1、最大値が 5 で、Step に 1 が指定されている場合、このフィールドで選択できる値は 1、2、3、4、5 のいずれかになり、1.7 は選択できません。
既定値は 0 です。この場合、値は連続値とみなされます。
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| Display Value |
コントロールに値を表示するかどうかを示します。この値は、スライダーの上にフローティングの吹き出しとして示されます (iOS の場合のみ)。
注: このコントロールが画面の上部に配置されている場合、値を表示するスペースが不足することがあります。その場合、値は表示されません。この問題を回避するためには、コントロールとアプリケーションバーの間にスペースを確保します。
既定値は False で、吹き出しは表示されません。
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| Value Theme Class |
値の表示時 (Display Value) に使用するテーマです。このプロパティに有効なクラスは、TextBlock クラスと、そのすべてのサブクラスです。
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| Min Value Image |
このコントロールの最小値を表す画像を設定できます。設計時と実行時に利用できます。
注: GeneXus 16 Upgrade 3 以降では iOS でのみ利用できます。
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| Max Value Image |
このコントロールの最大値を表す画像を設定できます。設計時と実行時に利用できます。
注: GeneXus 16 Upgrade 3 以降では iOS でのみ利用できます。
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これらのプロパティの有効値は、コントロールの適用先の変数と同じタイプの数値定数です。たとえば、変数のタイプが N(4.0) の場合、値「1」は入力できますが、「1.5」は入力できない可能性があります。この値は、変数のタイプが N(4.1) の場合に有効になります。
このコントロールは、コントロール用に作成されたテーマクラスである
Slider テーマクラスで変更できます。
注: このテーマクラスは、
GeneXus 16 Upgrade 3 以降、iOS 向けにのみ使用できます。
GeneXus 16 Upgrade 11 以降では、Android 向けにも使用できます。
Android ジェネレーターの場合は、
スマートデバイス用の Application クラス内のプロパティを使用できます。
| Control Activated Color |
選択したバーおよびつまみの色を変更します。 |
| Control Normal Color |
選択していないバーの色を変更します。 |
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既定のテーマクラス |
カスタムクラス |
iOS
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| Android |
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| ControlValueChanged |
値が変更されたときにイベントをトリガーします。 |
たとえば、コントロールと関連付けられた変数が &Slider の場合、次のように記述します:
Event &Slider.ControlValueChanged
//イベントコード...
EndEvent