ここでは、アプリケーションで
GXflow を使用する場合にデプロイパイプラインを作成する方法について説明します。
最初に、開発環境で [
クラウドにデプロイ ] オプションを使用するシナリオについて説明してから、独自の Web およびデータベースのサーバーにデプロイするテスト環境または本番環境のシナリオを取り上げます。
「
GeneXus および GXserver との CI の連携」に示す手順に従い、 [ クラウドにデプロイ ] オプションを使用するパイプラインを作成できます。この方法で、アプリケーションは GXflow を含め自動的にビルドされ、特定の URL で実行されます。
このプロセスを完全に自動で行うための 3 つのステップを説明します。これらは、たとえば Jenkins ジョブを使用して一緒に実行します:
ステップ 1:
前のステップと同じように
GXserver を使用して、対応する
KB をビルドします。ただし、今回は [ クラウドにデプロイ ] オプションをオフにします。この場合、独自のデータベースを、GXflow のテーブルに 1 つだけ使用できます。その方法は次のとおりです:
- [ クラウドにデプロイ ] オプションをオフにした状態で、GXserver で使用するパイプラインを作成します。
- GXserver のインストールパスにある jenkings.config ファイルを開きます。パスの例: C:\GeneXusServer\GeneXusServer17\VDir\BinGenexus\Packages\ContinuousIntegration
- ここには、GXserver 内のパイプラインごとに jobs ノードがあります。
- friendlyname タグの下で、新しいパイプラインと同じ名前のノードを探し、タグの localsettings=”BuildOnly.settings” customsettings=”false” を localsettings=”MySettings.settings” customsettings=”true” に変更します (MySettings は単なる例であり、別のファイル名を使用できます)。
- Git からダウンロードしたフォルダで (「継続的インテグレーションのための GeneXus Server の設定方法」の手順を使用)、KBSettings フォルダを探します。フォルダは C:\GXJenkins\CIscripts\KBSettings などにあります。最初は次のファイルのみが存在します: BuildOnly.setting と DeployToCloud.settings です。
- 新しい .settings ファイルを作成します。前の例に従うと、MySettings.settings になります。
- その中に BuildOnly.settings ファイルの内容をコピーします。
- 次のノードがあります:
<DataStoreProperty Include="Database name">
<Datastore>Default</Datastore>
<PropertyName>Database name</PropertyName>
<PropertyValue>EMPTY</PropertyValue>
</DataStoreProperty>
<DataStoreProperty Include="Server name">
<Datastore>Default</Datastore>
<PropertyName>Server name</PropertyName>
<PropertyValue>EMPTY</PropertyValue>
- 「EMPTY」の値は実際の値に変更します (データベースが存在しない場合は作成されます)。
- データベースを GXflow のみに使用する場合は、上記の後に次の内容を追加し、「EMPTY」の値を変更します。
<DataStoreProperty Include="Database name">
<Datastore>GXFLOW</Datastore>
<PropertyName>Database name</PropertyName>
<PropertyValue>EMPTY</PropertyValue>
</DataStoreProperty>
<DataStoreProperty Include="Server name">
<Datastore>GXFLOW</Datastore>
<PropertyName>Server name</PropertyName>
<PropertyValue>EMPTY</PropertyValue>
<Datastore>GXFLOW</Datastore>
</DataStoreProperty>
- 最後に GXserver で、作成されたパイプラインを編集対象として選択し、何もしないで [ 保存 ] を選択します。これにより変更内容が保存されます。
- jenkins.config ファイルが別のプログラムによって変更されたというエラーが発生した場合は、サーバーを再起動します。
ステップ 2:
作成済みのデプロイメントユニットから、環境に応じて .war ファイルまたは .zip ファイルが生成されます。アプリケーションをデプロイするには、MSBuild タスクを 2 つ呼び出す必要があります。これらのタスクについては、「
アプリケーションをデプロイする MSBuild タスク」で、パラメーターとともに説明されています。
次の記事では、Jenkins を使った自動化の例を示しています:
GeneXus Jenkins プラグインを使用してアプリケーションをデプロイする方法。
ステップ 3:
最後に、2 つ目の MSBuild タスクにより、指定したパスにデプロイファイルが作成されます。これを、使用している Web サーバーで実行します。サーバーは、作成したデプロイファイルに応じて Docker や Tomcat になります。
GeneXus における DevOps