システムファイルを管理します。
システムファイルに対して何らかの操作を行う必要のあるアプリケーションの開発に役立ちます。
ファイルのコピー、移動、名前の変更、削除などの標準的な操作に使用します。最終変更日、時刻、サイズなどのファイルの項目属性を取得することもできます。
Source |
ファイルにパスを割り当てます。ソースを読み取ることができない場合は GetAbsoluteName(*) を使用します。 |
Separator |
名前の区切り文字 (OS によって異なります) を返します。 |
ErrCode |
最後の操作の結果を返します。 |
ErrDescription |
最後の操作の結果に関する説明を返します。 |
Copy |
指定したファイルを新しいファイルにコピーします。 |
Delete |
指定したファイルを削除します。 |
Exists |
指定したファイルが存在するかどうかを確認します。 |
GetName |
指定したファイルの名前を返します。 |
GetAbsoluteName |
指定したファイルのフルパス名を返します。 |
GetPath |
親ディレクトリーのパスを返します。 |
GetURI |
指定したファイルに URI を返します。(1) |
Rename |
指定したファイルの名前を変更します。 |
GetLastModified |
指定したファイルが最後に更新された日付および時間を返します。 |
GetLength |
指定されたファイルのサイズを取得します。 |
Open |
テキストファイルの処理メソッドを参照してください。 |
Close |
テキストファイルの処理メソッドを参照してください。 |
FromBase64String |
エンコードされたコンテンツをファイルに書き込みます。(2) |
Copy
ソース内で指定したファイルを新しい場所にコピーします。ターゲットファイルが既に存在する場合は、上書きされます。
パラメーター
新しいファイル名 (文字)
例
&file.copy("c:\empcopiedFile.txt")
Delete
ソース内で指定したファイルを削除します。
例
&file.delete()
Exists
ソース内で指定したファイルが存在するかどうかを確認します。
戻り値
Boolean
例
If &file.exists()
msg("The file exists!")Else
msg("The file does not exist!")EndIf
GetName
ソースで指定されたファイルの名前を返します。
戻り値
Character
例
&file.Source="c:\myFile.txt"
Msg(&file.GetName()) // 画面表示: myFile.txt
GetAbsoluteName
ソース内で指定したファイルの絶対名を返します。
戻り値
Character
例
&file.Source="c:\empmyFile.txt"
Msg(&file.GetAbsoluteName()) // 画面表示: c:\empmyFile.txt
GetPath
親ディレクトリーのパスを返します。
戻り値
Character
例
&file.source = 'c:\temp\folder\emptyFile.txt'
&parentDir = &file.getPath()
Msg(&parentDir) // result: c:\temp\folder
指定したファイルに URI を返します。ローカルファイルの場合、GetAbsoluteName() と同等ですが、外部ファイル (Storage API メソッドによって返されるファイル) では異なります。
戻り値
Character
例
&file.Source="c:\empmyFile.txt"
Msg(&file.GetURI()) // 画面表示: c:\empmyFile.txt
Rename
ソース内で指定したファイルの名前を変更します。現在のパスを変更してファイルを移動することもできます。
パラメーター
ファイルの新しい名前 (文字)
例
&file.Rename("d:\empnewFileName.txt")
GetLastModified
ソース内で指定したファイルが最後に更新された日付と時刻を返します。
戻り値
DateTime
例
&dateTime = &file.GetLastModified()
GetLength
ソース内で指定したファイルのサイズ (バイト数) を返します。
戻り値
Numeric
例
&size = &file.GetLength()
FromBase64String
Base64 エンコード文字列を人が読める文字列に変換してファイルに書き込みます。オプションで、この関数は操作に成功したかどうかを示すブール値を返します。
パラメーター
Base64 文字列
戻り値
Boolean
例
&file.FromBase64String(&Base64String)
このメソッドはスマートデバイスのユーザーイベントではサポートされていません。
0 |
操作が正常に終了した場合 |
1 |
ファイルインスタンスが無効 ( [ Source ] プロパティが設定されていない場合) |
2 |
ファイルが存在しない場合 |
3 |
ファイルが既に存在する場合 |
100 |
セキュリティエラー |
-1 |
未定義のエラー |
File データタイプは、既定でローカル ファイル システムにあるファイルを処理します。ただし、Storage Provider API のメソッドによって返されたときは、外部ストレージにあるファイルを参照します。
Directory データタイプの GetFiles() メソッドによって返され、Storage Provider API の GetDirectories() メソッドによって返された場合、外部ストレージにも存在するファイルを参照します。
「mytest」という名前のバケットがあり、Storage Provider API を使用して「cat.jpg」という名前のファイルを「petsFolder」という名前のフォルダにアップロードしたとします。
メソッド |
戻り値 |
GetURI |
https://mytest.s3.amazonaws.com/petsFolder/cat.jpg |
GetName |
cat.jpg |
GetAbsoluteName |
petsFolder/cat.jpg |
GetPath |
petsFolder |
関連するサンプルコードについては、「Storage Provider API」を参照してください。
プロパティまたはメソッドを使用してファイルのパスを割り当てる場合は、パスのトラバースや改ざんによる脆弱性リスクを避けるため、ユーザーの入力 (エントリー) を連結したりサニタイズしたりしないでください。
File データタイプ: テキストファイルの処理
Storage Provider API
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