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Data Selector オブジェクト
データセレクターは、Parameters、Orders、および Defined By の各節のセットを異なるクエリや計算から呼び出し、同じナビゲーションを複数回にわたって再利用するために、そのセットを格納する GeneXus オブジェクトです。
データセレクターを定義すると、次のような利点があります。
コードの保存と再利用: データセレクターを一度定義しておけば、その定義をナレッジベースの複数の場所で利用できます。
メンテナンスの軽減: 1 か所でデータセレクターの定義を変更すると、ナレッジベースでの使用箇所すべてに自動的に変更が適用されます。
GeneXus 新規ユーザーのトレーニングの円滑化: コードがカプセル化されるため、学習、定義、使用を簡単に行うことができます。
例
上記の「顧客」のトランザクションを例に説明します。
CustomerStatus
項目属性が含まれており、ここに格納することができる値に「Active」があります。
多数のオブジェクトの「アクティブな顧客」(
CustomerStatus
= "Active") をクエリする必要があるとします。例:
性別でグループ化した、アクティブな顧客のプロシージャー
アクティブな顧客に割引を適用するプロシージャー
各アクティブな顧客の合計購入額を示す Web パネル
この場合、フィルタ条件を持つデータセレクターを定義して、必要な場所から呼び出すのが適しています。
データセレクターの定義
作成されたデータセレクターには、基本的に次のものが含まれます:
構造 (Parameters 節、Orders 節、Filters 節、および Defined By 節が定義される)
プロパティ
ドキュメンテーション
次の図は、フィルタを定義する「RetrieveOnlyUserIdRecords」というデータセレクターです:
データセレクターの呼び出し
定義したデータセレクターは、次のものから呼び出すことができます:
For Each グループ
グリッドコントロール
集計式の定義
Smart Devices オブジェクト
参考情報
グリッドにおける Data Selector
集計における Data Selector
Data Provider における Data Selector
For Each コマンドにおける Data Selector
Data Selectors in Web Panels
Work With for Smart Devices の List ノード
Entry Panels as Filters for a List in Smart Devices