Data Provider における Data Selector

Data Selector は、For Each コマンド内で使用するのと同じ方法で、Data Provider グループ内でも使用することができます。
For Each グループにおける Data Selector には、いくつか例が示されています。
次の Data Selector があるとします:

Data Provider から、(たとえば、パラメーターから取得した) 任意の範囲内の請求書を持つ顧客のリストを返すことができます。

1) USING 節

Clients
{
     Client USING InvoicesByDate( &FromDate, &ToDate )
     {
        Code = CustomerId
        Name = CustomerName
     }
}

(For Each と同じ) グループ内で USING 節によって Data Selector を呼び出す場合、Data Selector には関連付けられたナビゲーションがありません (ベーステーブルがありません)。分析時には Data Selector の定義はグループの定義と組み合わされ、両方の定義の項目属性を考慮してナビゲートされるテーブルが決定します。「Client」グループに関連付けられるベーステーブルは INVOICE となります。

2) Where 節における IN 演算子

Clients
{
    Client
    where CustomerName IN InvoicesByDate( &FromDate, &ToDate )
    {
       Code = CustomerId
       Name = CustomerName
    }
}

Data Selector のクエリは、IN 演算子に先行する項目属性と同じ定義に対応する値のコレクションを返します。上の例では、Data Selector は任意の範囲内の請求書と顧客リストを返します。
詳細については、「For Each コマンドにおける Data Selector」を参照してください。

参考情報

グリッドにおける Data Selector
集計における Data Selector
Data Selectors in Web Panels
Work With for Smart Devices の List ノード
Entry Panels as Filters for a List in Smart Devices