ここでは、Chatbot を WhatsApp と連携させるために必要な手順について説明します。ここでは Twilio の例を示しますが、実際には任意の WhatsApp パートナーを使用できます。
アーキテクチャは次のとおりです: WhatsApp パートナー (Twilio など) がユーザーメッセージを受け取ります。メッセージを処理するための Webhook があります (Webhook は WhatsApp パートナー で設定されている必要があります)。GeneXusChannels モジュールのプロシージャーとやり取りしてメッセージの書式を設定し、Chatbot に送信します。
最後に、ユーザーの WhatsApp に送信する応答メッセージをパートナーに送信します。
Webhook のプロシージャーでは、パートナーが指定する認証トークンを設定します。
アーキテクチャのスキーマと詳細を次に示します。
この手順は、使用する WhatsApp パートナーによって異なります。
例として、「WhatsApp を使用した Chatbot: Twilio のセットアップ方法」を参照してください。
Webhook は、ナレッジベースで次のプロパティを設定することで自動的に生成されます:
インスタンスのモジュールの下に生成され、名前は WhatsappWebhook になります。
警告: Webhook の URL にはモジュールを含めます。つまり、.NET では http://server/baseURL/moduleName.WhatsappWebhook.aspx とします。
パートナーの認証トークンは設定ファイルに保存されます (GXCF_Chatbots.config)。
使用されるデータタイプの一部を次に示します。これらは GeneXusChannels モジュールの一部です。
Message SDT は GeneXusChannels モジュールに属し、送信するメッセージを指定できます。グリッド、ビデオ、画像など、特定のタイプのメッセージを定義します。
マルチメディアでは、テキストメッセージとペイロードの送信がサポートされています。
この SDT は、チャネルから返される情報の格納に使用されます。
チャネル (Messenger、WhatsApp) と設定 (キーと値のペアのコレクション) のパラメーターを設定できます。
ユーザーが応答を受け取らなかった場合は、以下を確認します:
- パートナーのログ。たとえば、Twilio のログは次のようになっています:
- ジェネレーターのトレース。たとえば、.NET を使用している場合は ASP .NET トレースを有効にします。
[ WhatsApp Partner ] プロパティのパートナーリストに含まれない WhatsApp パートナーと連携するには、「新しい WhatsApp パートナーを GeneXus Chatbot に統合する方法」に従います。
注: NLP を使用しない Chatbot (コマンド重視)
NLP (自然言語処理) を使用しない Chatbot が必要な場合、SendMessageFromChannel プロシージャーを呼び出す必要はありません。WhatsappTwilioWebhook を使用して ChannelConfiguration をロードしてから、受け取った &Message を処理し、GeneXusChannels.Message.SendMessage プロシージャーを使用して応答を最終的なユーザーに送信するだけです。
この場合に必要なのは GeneXusChannels モジュールだけです (Chatbot モジュールをインストールする必要はありません)。
GeneXus 16 Upgrade 10 以降では、Chatbot ジェネレーターで、NLP を使用しない Chatbot が自動的に生成されます。詳細については、「スクリプトを使用する Chatbot」を参照してください。
「WhatsApp を使用した Chatbot のサンプル」を参照してください。
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