[Expand Bounds] プロパティ

コンテンツの拡張をどの程度まで許容するかを指定します。

値

Background Only	既定値です。コンテナコントロールの背景のみが拡張され、コンテンツは拡張されません。組み込みのコントロールを拡張し、それらをスクロールできるようにします (コントロールがスクロールに対応している場合)。
Background & Content	コンテナコントロールの背景とコンテンツの両方が拡張され、拡張領域に組み込みのコントロールを配置できます。
None	コンテナコントロールは拡張されません。この値を指定した場合、[ Expand Bounds Directions ] プロパティと [ Expand Bounds Limit ] プロパティが無効になります。

iPhone X でシンプルなアプリケーションを実行して、各ケースの動作を分析してみましょう。ここでは、ノッチの存在により画面の左右両端に非セーフエリア (緑色) が表示される横長モードでの例を取り上げています。List ノードが次の図のように定義された WorkWithDevicesCountry オブジェクトについて考えます。メインテーブルの [ Expand Bounds ] プロパティの値を変えて、その値がレイアウトに及ぼす影響を確認します。

None

コントロールは拡張されず、画面のセーフエリアに維持されます。

Background only

コントロール (メインテーブル) の背景は非セーフエリアにまで拡張されますが、そのコンテンツ (グリッドの行のコンテンツ) は拡張されません。
このことは、画面の左右両端に元の余白が残っており (分かりやすいのは左端だけですが、右端にも同様に残っています)、国旗のアイコンのみが対象となっていることから明らかです。

Background & content

コントロール (メインテーブル) の背景とコンテンツ (グリッドの行のコンテンツ) の両方が非セーフエリアにまで拡張されます。
このことは、余白がなくなったことから明らかです。

実行時/設計時

このプロパティは設計時にのみ適用されます。

適用範囲

コントロール: グリッドコントロール、タブコントロール、キャンバスコントロール、テーブルコントロール
対応しているプラットフォーム: スマートデバイス (iOS)

使用可能バージョン

このプロパティは、GeneXus 15 Upgrade 8 以降で利用できます。

値