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Color ルール

画面の使いやすさ向上のため、色の使用を可能にします。

構文

Color(GXColor [ , att | &var ] )  [ If condition ] ;

入力値の説明:

GxColor
      表示する色と入力時の色の定義のセットです。有効な値については、以下の説明を参照してください。
att または &var
      条件が True の場合に色が使用される項目属性または変数です。
condition
      att または &var に色を適用するか (True の場合)、適用しないか (False の場合) を判断するために評価される条件です。condition が省略されている場合、Color ルールは必ずトリガーされます。

説明

フォーム内に色を使用したい場合があります。単純な画面への装飾や、画面の使いやすさ向上のための使用など、このオプションは実際のアプリケーション品質の大幅な向上に役立ちます。このオプションでは、画面上に表示される多くのエレメントに色を指定することができます。次に、色を指定することができるすべてのエレメントのリストを示します。
  • 背景/前景。これらのエレメントには、画面の関連付けられた既定色があります。たとえば、画面の背景色の既定値が 'GRN' (緑)、リテラルの既定色が 'RED' などです。  
  • 色は、表示または入力時の両方に対して項目属性または変数で使用することができます。たとえば、顧客名を 'BLU' (青) で表示します。何かの状況を示すために特定の条件を適用することもできます。たとえば、顧客の残高がプラスの場合は 'BLU' で表示し、そうでない場合は 'RED' で表示します。
  • 特定画面のリテラル。たとえば、タイトルを 'BLU' (青) で表示したいとします。この場合、変数を定義してリテラルを割り当て、その後、変数に希望の色を割り当てる必要があります。
&Title = 'Credit Invoice'
その後、対応する Color ルールを指定します。
Color('BLU', &Title);
色に関しては、注意すべき 2 つの概念があります: 1 つは色そのもの ('RED'、'BLU') について、もう 1 つは色の表示方法 (点滅、強調表示) についてです 。これらは一般的に「画面属性」と呼ばれますが、ここでは GeneXus 項目属性との混同を避けるため、この用語は使用しません。
既定色を定義するには、次のルールを使用します。
Color(GxColor);
項目属性または変数に色を指定する場合は、次のルールを使用します。
color(GxColor [ , att | &var ] ) [ IF <cond> ] ;
GxColor は、表示する色と入力時の色の定義のセットです。
表示する色と入力時の色は、色と表示項目属性を指定する Color セットを共に構成します。
<GxColor> := '''<DisplayColor> [ ',' <AcceptColor> ] '''
<DisplayColor> := <ColorPair>
<AcceptColor> := <ColorPair>
<ColorPair> := <ColorSet> [ '/' <ColorSet> ]
<ColorSet> := <Color> [ <DspAttri> ]
<Color> := 'WHT'| 'BLK'| 'RED'| 'GRN'| 'BRW'|'MGN'| 'BLU'| 'CYN'| 'YLW'| 'RI'| 'X'
<DspAttri> := '+'|'*'
各 <ColorPair> は、前景色および背景色を定義します。
Color コードの直後にアスタリスク (*) を挿入すると、背景色を明るくすることができます。
Color コードの直後にプラス記号 (+) を挿入すると、背景色の濃度を濃くすることができます。

前景色/背景色

各色は、色を表す文字のペア (前景色と背景色を「/」で区切ったもの) で定義します。たとえば、'RED/BLK' は、黒の背景色の上に赤の文字が表示されることを示します。

表示する色/入力時の色

項目属性は、表示する色を割り当てるだけでなく、入力時の色の割り当てにも使用されます。これらの割り当てを行うには、それぞれ <DisplayColor> と <AcceptColor> オプションを使用します。

iSeries

iSeries では、<DisplayColor> に属している最初の <ColorSet> のみが考慮されます。これは、前景色のみが考慮される色ということで、データが表示または入力時の場合でも、変更されることはありません。たとえば、'GRN+/YLW,WHT/BLU' という色のエクスプレッションの場合でも、考慮される色は 'GRN+' のみです。

'RI' オプションは、COBOL および RPG ジェネレーターでのみ使用可能です。
各ルールまたはルールのセットは、特定の環境にのみトリガーされるように指定できます。詳細については、「フォーム - 特定のイベントとルール」を参照してください。

  • 画面の既定色。画面上のすべての文字を既定色として赤に設定する場合、次のルールを使用します。
color('RED');
  • 項目属性または変数の色。項目属性名を常に青の背景に白の文字で表示します。
color( 'WHT/BLU', Name);
  • 条件付きの色の定義。
color( 'RED+', Balance) if Balance < 0;
color( 'WHT', Balance) if Balance >= 0;
注: 同じ項目属性または変数に複数の Color ルールが使用されている場合 (条件付きの色の定義)、条件を満たしていると判断された最初の Color ルールの色が使用されます。どのルールも満たしていない場合は、既定の色が使用されます。
  • パスワードの入力に使用する色。
color('X,X', Password);
X は画面に表示しないことを意味します。最初の X は、表示時に画面に表示しないことを意味しており、2 つ目の X は入力時に表示しないことを意味しています。これにより、パスワードを画面に表示することなく入力することができます。
  • 色およびアレイ。Color ルールは、特定のエレメントだけではなく、アレイ全体に適用されます。したがってこのルールでは、アレイの特定のエレメントだけに色を指定することはできません。

適用範囲

オブジェクト Transaction オブジェクトWeb Panel オブジェクト








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Created: 14/09/18 03:44 by Admin Last update: 21/05/20 04:39 by Admin
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