このページと関連コンテンツでは、DesignOps について、DesignOps で解決できること、そして GeneXus が何をどのように解決するのかを説明します。
従来の開発手法、さらに最新の開発方法における問題点とはなんでしょうか。
開発と運用が緊密に連携する DevOps プロセスで十分でしょうか。セキュリティ担当者も含めた DevSecOps なら十分でしょうか。
これらはいずれも必要ですが、UX の時代、デジタル変革の時代においては、ユーザー対応、ビジュアルデザイン、情報アーキテクチャのエキスパートも引き込む必要性が高まっています。現時点での問題点は、システム開発が複雑になっていることに加え、多くのシステムやプロジェクトがユーザー中心の考え方を十分に実践できていないことです。
こうした問題を解決し、ユーザーとのあらゆる接点で成果を上げるために、DesignOps という概念が生まれました。
DesignOps は DevOps の考え方を受け継ぎ、ソリューションの UX に重点を置くものです。結果としてこのプロセスには、考え方、文化、使用するツールの変化が伴います。
Nielsen Norman Group は DesignOps を次のように定義しています:
「DesignOps は、人材、プロセス、技術を組織化、最適化し、広範囲にわたりデザインの価値と効果を高めることである」
DesignOps は、ほかのプロセスと同様に、ツールだけでなく考え方の変化も促します。
変化のためには、DesignOps を進めるために必要な役割を理解することが不可欠です。
考え方を変え、デザインを適切に位置づける用意ができたら、適切なツールを導入し、変化への機運を高める必要があります。このプロセスは、新しいスキルを習得する意欲のある人が 1 人で始めることもできます。また、将来的に確実に持ち上がるのは、さまざまなメンバーでチームの多様性を確保するという問題です。
開発プラットフォームに GeneXus を選択すれば、DevOps のいくつかのステップを簡素化できます。バージョン 17 には、DesignOps プロセスを簡素化するための初期のステップが組み込まれています。
たとえば GeneXus 17 のプラットフォームでは、デザイナーとの緊密な連携が可能になっています。
ビジュアル/インターフェースのデザイナーと GeneXus 開発者のフロントエンドとの連携プロセスを簡素化する最初のステップは、次のようなアプリケーション デザイン ツールを採用することです:
Sketch、
Figma。
将来的には新しいツールが出現するはずですが、現時点では Sketch と Figma が拡張性とオープン性の面で優れており、DesignOps プロセスのツールとして最適です。
この手順では、デザインファイルをインポートするために GeneXus IDE で
デザインのインポートオプションを利用できます。また、GeneXus は、Sketch から
デザインをエクスポートするためのプラグインも作成しています。Sketch ファイル自体だけでなく、必要なすべてのアセット (画像やフォントのファイル) が含まれます。
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