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GeneXus 17 によるマルチエクスペリエンス

ユーザーがシステムやデータを操作する際には、タイミングやコンテキストに応じて、複数のタッチポイントを利用します。このように変化するタッチポイントを作成、保守、更新する作業には、時間とコストがかかります。 
GeneXus 17 を使用することで、市場投入までの時間を短縮したり、作業を軽減したりできるだけでなく、複数のエクスペリエンスやタッチポイントを作成して保守するコストの削減も可能になります。
それを可能にするのが、分かりやすい設計をプロジェクトに簡単に組み込むことができる Chatbot ジェネレーターと最新の Angular ジェネレーターです。

Chatbot ジェネレーター

Chatbot ジェネレーターの当初の目的は、Chatbot を自動的にビルドし、サポート対象の自然言語処理 (NLP) プロバイダーにデプロイすることでした。しかし、現在ではより大きな目的で使用されるようになっています。その目的とは、最もシンプルな方法で、オムニチャネルの Chatbot (AI またはスクリプトを使用) を作成および展開し、ソリューションに統合することです。
そのため、スクリプトを使用する Chatbot や、Chatbot への WhatsApp を使用したアクセス (BotmakerTwilioその他のパートナーを経由) が可能になりました。

人への引き継ぎ

Chatbot では処理できない情報をユーザーが必要とする場合、ユーザーに不満を抱かせずに、質問に答える必要があります。そのような場合は、人の介入が求められます。そのため、Chatbot が会話を人間のエージェントに引き継ぐことができるようになりました。

Chatbot のレポート

Chatbot がソリューションに完全に統合され、Query オブジェクトなどの構成要素を Chatbot で再利用することが可能になりました。これにより、Chatbot のオムニチャネルタッチポイントで、ユーザーが求める情報をグラフ、ピボットテーブル、およびその他のデータ視覚化オプションを利用して提供できます。 
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Chatbot のシンプルなモデル化

さらに、新しい会話フローエディターが追加され、フローをビジネスダッシュボードから初期化できるようになったため、会話のフローをこれまでよりも容易にモデル化できるようになりました。 
詳細については、「GeneXus の Chatbot」を参照してください。

フレンドリー URL

SEO と UX を向上させるには、設計にフレンドリー URL を組み込む必要があります。URL にはパラメーターが含まれます。パラメーターが URL 内でどのように記述されるかは、URL を読む人間だけでなく、URL が特定の方法で記述されることを期待するルールがあらかじめ定義されている Web Application Firewall などのプログラムにとっても重要です。
そのため、GeneXus 17 には、フレンドリー URL をモデリングするための新しいオブジェクトが追加されています。また、既定で、パラメーターの名前を指定し、区切り文字としてアンパサンドを使用するようになっています。
さらに、Java では既定で、「/servlet/」が URL に含まれなくなっています。 
これらの機能を併用することで、別のメリットがもたらされます。ビルドに使用したジェネレーターの種類 (Java、.NET、.NET Core) に関係なく、アプリケーションの URL は見た目が変わらないため、プラットフォームの固定化が軽減されます。
詳細については、「URL Rewrite オブジェクト」、「[ Parameters Style ] プロパティ」を参照してください。

改善された新しい Web 用 UI コントロール

いくつかの新しいコントロールがツールボックスに追加され、設計の柔軟性が向上しています。
それらの機能を次に示します。Canvas コントロールSmart Table コントロール 

User Control オブジェクトの改善

User Control オブジェクトも改善され、外部 Angular コントロールを追加 (Angular ジェネレーターの場合のみ) できるようになったほか、GeneXus で SAPUI5 コントロールを作成することも可能になりました。

Web でのグリッドの状態の永続化 

ページネーション位置、フィルタリング、ソートなどの状態情報を、プログラムによって自動的に読み取り、変更、および処理できます。
詳細については、「グリッドの状態の永続化」を参照してください。 

Progressive Web Application (PWA)

Web は、固定ファンを獲得するために、幅広いユーザーやネイティブ モバイル アプリケーションへと届けられるように設計されています。Progressive Web Application の主な目的は、ユーザーが Web サイトを訪問したときに魅力的なユーザーエクスペリエンスを提供して、より多くのクライアントにアピールすることです。GeneXus 17 では、メインの Web Panel オブジェクトPWA のエントリーポイントに設定できます。

ネイティブモバイル向けの新しい UI コントロールおよび API

新しいエクスペリエンスの作成を容易にするため、新しい UI コントロールが追加されました。
  • QueryViewer コントロール: オンライン モバイル アプリケーション向けに使用可能で、設計の柔軟性を強化するための 30 を超えるコントロール (グラフ、ピボットテーブル、テーブルなど) が追加されています。
  • Image Annotations: ユーザーが画像上に署名したりマークを付けたりすることができます。
  • GeneXus アプリケーションで拡張現実 (AR) を利用する方法: この API を利用すると、ユーザーが見る現実世界を 3D モデルで拡張し、ユーザーによる現実の認識を強化できます。 
  • ネイティブモバイルのマップの大幅な進化
    • マップの編集と視覚化: ジオメトリ描画が強化され、実行時に点、線、および多角形を描画して地形を編集できるようになりました。
    • レイヤーが完全に実装され、選択、方向、アニメーションを活用して、より複雑な UI を作成できるようになりました。
  • Maps 外部オブジェクト: 地形データタイプの優れた機能に Maps 外部オブジェクトを組み合わせることで、スマートデバイスや Web 環境に対していくつかの位置情報サービスを提供できます。 
  • Exposure Notifications API: このモジュールにより、Apple Inc. と Google が開発した Exposure Notification API に GeneXus アプリケーションが容易にアクセスできます。詳細については、https://github.com/genexuslabs/ExposureNotifications を参照してください。

エッジ上の人工知能 (AI)

デバイスの能力が向上し、デバイスが収集するデータの量が膨大なものとなるにつれ、データをデバイス (エッジ) 上で処理、分析、およびフィルタリングするニーズも高まっています。
そのため、GeneXus 17 では Android での MLKit のサポートが追加されました。詳細については、「GeneXusAI の概要」を参照してください。

チャネルを問わないレポート機能

既に以前のセクションで説明しましたが、GeneXus 17 でのレポートの進化は特筆すべきものです。Query オブジェクトを使用したクエリのモデリングは、クエリ結果を任意のチャネルで取得できるという大きなメリットをもたらします。
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Angular ジェネレーター (ベータ版)

フロントエンドでエンタープライズレベルのパフォーマンスを実現するように設計されたジェネレーターで、プログレッシブ Web エクスペリエンスの作成を容易にします。最高水準の UX およびセキュリティを実現できるように作られています。
詳細については、「Angular アプリケーションの開発」を参照してください。


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Created: 21/04/20 02:19 by Admin Last update: 21/05/20 21:16 by Admin
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