Web Master Panel オブジェクト

このオブジェクトを参照する Web アプリケーションの UI 画面に共通のレイアウトおよび動作を定義します。
言い換えると、マスターページを参照する Web アプリケーションの UI 画面のフレームワークまたはコンテキストと動作を指定します。

GeneXus の Web マスターパネルとは

[ Type ] プロパティが Master Page に設定されている Web Panel オブジェクトのことです。
ナレッジベースには、Web Master Panel オブジェクトをいくつでも定義することができます。
既定では、すべてのナレッジベースにいくつかの Web Master Panel オブジェクトが自動で作成されています。その 1 つの RwdMasterPage という名前のマスターページは、[ Default Master Page ] プロパティでバージョンレベルで参照されています。

Web マスターパネルの作成

[ 新規オブジェクト ] ダイアログボックスから Web Master Panel オブジェクトを作成できます。ここで [ ユーザーインターフェース ] カテゴリを選択すると、Web Master Panel オブジェクトを作成できるようになります。
各 Web パネルまたはトランザクションのコンテンツを Web マスターパネルの UI のどこに配置するかを定義するために、各 Web マスターパネルには ContentPlaceHolder コントロールが必要です。これは、Web Master Panel オブジェクトで唯一の必須コントロールです。
次の Web Master Panel オブジェクトを確認します:

必要な設計を分析して、どのコントロールをどこに配置するかを定義しました。
開発者から画像が提供され、ナレッジベース内に画像として作成されました。
アプリケーションのロゴとメニューを含むレスポンシブテーブル (既定で使用されるテーブル) が追加されました。また、テキストと白い矢印を含む「Table5」というレスポンシブテーブルも追加されました。このテーブルにはクラスが割り当てられていて、背景色 (開発者が指定) が設定されています。
ContentPlaceHolder コントロールが適切な場所に追加されていることをご確認ください。これらのすべての定義と詳細は、定義されているデザインシステムの一部です。
Web Master Panel オブジェクトには、共通の動作を追加するために、ルール、イベント、条件などの一般的な Web ページのコンポーネントを定義できます。たとえば、セキュリティや監査などの特定の機能を Web マスターパネルに実装できます。
Web マスターパネルは、ほかのオブジェクトとは独立して定義、指定、生成されます。したがって、レイアウトを変更する場合 (フッターを変更する場合など) は、マスターページを変更して生成するだけですみます。Web マスターパネルを参照しているオブジェクトを変更する必要はありません。

Web マスターパネルを Web パネルまたはトランザクションに割り当てる方法

すべての Web Panel オブジェクトと Transaction オブジェクトには、Web マスターパネルを設定するための [ Master Page ] プロパティがあります。
既定では、Web パネルまたはトランザクションを作成するときに、[ Master Page ] プロパティには [ Default Master Page ] プロパティの値が設定されます。このため、作成するすべての Web パネルまたはトランザクションには、既定で RwdMasterPage Web マスターパネルがあり、アプリケーション全体で同じスタイルが維持されます。設計の一貫性について心配しなくても同じ設計を再利用することができます。
もちろん、作成した Web マスターパネルごとにこれらのプロパティの値を変更することもできます。

GeneXus の Web マスターパネルとは

Web マスターパネルの作成

Web マスターパネルを Web パネルまたはトランザクションに割り当てる方法

考慮事項

イベントがトリガーされる順序

関連するオブジェクトの情報

参考情報