画像の操作は、画像を扱うアプリケーションにおいてごく一般的なタスクです。一般的なアクションとして、サイズ変更、拡大縮小、回転、クロッピング、横方向/縦方向へのフリップなどがあります。
画像に対してこうしたアクションを実行できるように、GeneXus では、Image データタイプに特定の関数が追加されています。
読み取り専用のプロパティです。画像の幅をピクセル単位で返します。
&width = &image.ImageWidth
読み取り専用のプロパティです。画像の高さをピクセル単位で返します。
&height = &image.ImageHeight
読み取り専用のプロパティです。画像のファイルサイズをバイト数で返します。
&fileSize = &image.FileSize
元の画像のサイズを変更して新しい画像を返します。
パラメーター:
- Width: 数値 - 新しい画像の幅です。
- Height: 数値 - 新しい画像の高さです。
- KeepAspect: ブール値 - True に設定すると、「fill keeping aspect」を使用して画像のサイズが変更されます。それ以外の場合は「fill」が使用されます。
&resizedImage = &image.Resize(100, 100, true)
指定したパーセンテージまで元の画像を拡大/縮小し、新しい画像を返します。
パラメーター:
&scaledImage = &image.Scale(80)
指定した角度で元の画像を回転し、新しい画像を返します。有効な角度は 90、180、270 度です。それ以外の角度は無視されます。
パラメーター:
&rotatedImage = &image.Rotate(90)
元の画像をクロッピングして新しい画像を返します。新しい画像のサイズはパラメーターで指定した四角形になります。
パラメーター:
- Left: 数値 - クロッピングを開始する左の座標をピクセルで指定します。
- Top: 数値 - クロッピングを開始する上の座標をピクセルで指定します。
- Width: 数値 - 新しい画像の幅をピクセルで指定します。
- Height: 数値 - 新しい画像の高さをピクセルで指定します。
&croppedImage = &image.Crop(0, 0, 50, 50)
画像を水平方向にフリップします。
&hFlippedImage = &image.FlipHorizontally()
画像を垂直方向にフリップします。
&vFlippedImage = &image.FlipVertically()
これらのプロパティとメソッドは、以下で利用できます。
Image データタイプ