GeneXus X Evolution 2 が提供する機能は数多くありますが、ついに HTML5 コードを生成できるようになりました。これにより、スマートデバイスとの高い互換性を向上させると同時に、より少ない JavaScript でユーザーの操作性の向上と高速化を実現し、デザイン性に優れたハイエンド アプリケーションをより多く開発するうえで大きなメリットがあります。 この操作性は、HTML5 で導入されたセマンティックドメインの能力を活用した、すべての Web コントロールを (入力、検証、その他) 実行するはるかに優れた方法に基づいています。 この機能を使用するには、 [ Environment ] プロパティの [ HTML Document Type ] プロパティで “HTML 5” を選択する必要があります。選択すると、すべての Web フォームがこの標準を適用して生成されます。 これに伴い、この新機能を活用するために、HTML 5 でのすべてのデータの入力は、このセマンティックドメインに割り当てられる必要があります。そのため、Web フォームに項目属性/変数が挿入されると、このエレメントは HTML 定義でこの新しいドメインを参照するようになり、その結果、新しい検証、ビジュアル、その他がこのフィールドに追加されます。 今後 GeneXus の入力で参照される新しい HTML ドメイン: number: Numeric 項目属性/変数に使用されます。 email: Character 項目属性/変数に使用されます。GeneXus ドメインは Email です。 url: Character 項目属性/変数に使用されます。GeneXus ドメインは URL です。 tel: Character 項目属性/変数に使用されます。GeneXus ドメインは Phone です。 date: Date 項目属性/変数に使用されます。 datetime / datetime-local: DateTime 項目属性/変数に使用されます。HTML5 にも独自の DatePicker があり、GeneXus 開発者はどちらを使用するかを選択できます。 search: Character 項目属性/変数に使用されます。GeneXus ドメインは Search です。 color: Character 項目属性/変数に使用されます。GeneXus ドメインは Color です。 この新しいドメインはそれぞれ、新しい方法の検証 (たとえば、メールの形式が間違っている場合、フィールドにエラーメッセージが表示される) およびビジュアル (Date 項目属性/変数がフォーカスされると、スマートデバイスからアクセスしている場合、画面上で日付を変更するために、OS のネイティブの DatePicker が表示される) を提供し、その結果、より快適で効率的なハイエンド アプリケーションとなります。 また、古いブラウザーについて心配する必要はありません。HTML 5 は、HTML 4.01 およびそれ以前と定義を共有しているので、ブラウザーがまだ HTML 5 に対応していない場合、アプリケーションは HTML 4.01 で生成したように動作します。 GeneXus X Evolution 2 の開発は継続しており、これらすべて (およびまだ開発プロセスにあるその他) が追加される予定です。Beta 3 の無人ビルドでは、email、url、tel、search、および color の HTML ドメインのみ利用できます。