この章では、GeneXus X Evolution 2 をインストールするための手順について説明します。インストールを実行するためには管理者権限が必要です。ターゲットとなるインストールフォルダに対するフル コントロール権限のあるユーザーでインストールを実行してください。
次に、インストール手順を示します。
1. GeneXus X Evolution 2 のインストーラーを実行します。
2. システム要件を満たしているかどうかの確認が行われます。インストール先のマシンで次の製品のいずれかが検知されない場合、システム要件を満たしていないことを示すダイアログが表示されます。
-
Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1 以降
-
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 以降
-
Microsoft Visual J# 2.0 以降、および
-
Microsoft SQL Server 2005 または 2008 (Express または Standard エディション)
最初の 2 つは、インストールを続行するために必須の製品です。Microsoft Visual J# が検出されない、または SQL Server のローカルインスタンスが検出されない場合は、GeneXus X Evolution 2 のインストールを続行できます。この場合、これらを後でインストールするか、SQL Server の場合、ネットワークインスタンスを使用します。
3. ウェルカムウィンドウおよびライセンス許諾の次に表示されるダイアログボックスで、ユーザーの名前と会社名を登録します。
4. 表示されるダイアログボックスで、製品のインストールパスを変更することもできます。
注: ほかのバージョンの GeneXus が使用しているディレクトリーは使用しないでください。
5. 次に、 [ スタートメニュー ] のグループを指定したり、設定を自分のユーザー名についてのみ登録するか、PC を共有するすべてのユーザーについて登録するかを指定できるようになります。
6.インストールの準備完了を示すダイアログが表示されます。確認すると、インストールが開始されます。
7. インストールを完了すると、次の 2 つのオプションのあるダイアログボックスが表示されます: [ Run GeneXus X Evolution 2 ] (GeneXus を起動します) および [ Finish Setup ] 。
注: セットアッププロセスの最後に、Genexus.exe /install を実行して、ユーザーコントロール、拡張機能、およびドキュメントを登録します。このプロセスによって、インストールフォルダに次のファイルが作成されます:
-
userControls.ari
-
*.supportfiles
-
*.html
これらのファイルは、標準的な GeneXus の利用のために必要です。
1 台の PC に複数の GeneXus X Evolution 2 をインストールできますか?
答え: ローカルに複数インストールすることはできません。2 回目のセットアップ実行時には、前回のインストールが検知され、GeneXus X Evolution 2 の修復/再インストールとアンインストールのどちらかのオプションを選択するダイアログボックスが表示されます。これらのオプションは前回インストールされた GeneXus X に適用されます。
ただし、GeneXus のルート フォルダを複製すれば、ローカル作業用のバージョンをいくつでも使用できます。
また、ローカルにインストールしていても、ワークステーション用セットアップを実行すると、ネットワーク バージョンを使用することができます。
質問: 1 台の PC に GeneXus の異なるバージョンを複数インストールできますか?
答え: 複数のバージョンをインストールすることはできますが、それぞれ別のディレクトリーにインストールする必要があります。
質問: インストールした GeneXus を共有できますか?
答え: ネットワークのディスクにインストールした GeneXus は、ほかのユーザーと共有できます。GeneXus X Evolution 2 ワークステーション用セットアップを実行する必要があります。
|