GeneXus Server の [ バックアップ ] は、
GeneXus Server ナビゲーションツリーのノードの 1 つであり、利用可能なバックアップのリストを示します。ユーザーは、ナレッジベースのバックアップが含まれるファイルをダウンロードできます。
リストには、各エレメントのナレッジベース名、日時、サイズ、ナレッジベースのバックアップファイルへのリンクが表示されます。
注: このノードは、
GeneXus Server オンライン* を使用する場合にのみ使用できます。*このサービスは、現在日本では提供されておりません。
オンプレミスの GeneXus Server インスタンスについては、<GeneXus Server のディレクトリー>\VDir\Bin の下に、サーバー上にホストされているナレッジベースのバックアップを実行する Backup.msbuild という MSBuild タスクがあります。
この MSBuild スクリプトを実行するコマンドラインで、次のいずれかのプロパティに値を指定することで、
バックアッププロセスをカスタマイズできます。
使用法: msbuild C:\GeneXus\GeneXusServer16\VDir\Bin\Backup.msbuild /p:{プロパティ名 1}={プロパティ値 1} [ ;{プロパティ名 2}={プロパティ値 2}... ]
例: msbuild C:\GeneXus\GeneXusServer16\VDir\Bin\Backup.msbuild /p:BackupFolder=F:\Backups\GeneXusServer16;BackupType=Full
ServerPath
使用例: /p:ServerPath=C:\GeneXus\GeneXusServer15
GeneXus Server インストールディレクトリーへのパス。例: C:\GeneXus\GeneXusServer16
既定値: このファイルの親フォルダの親フォルダ。たとえば、このファイルのフルパスが
C:\GeneXus\GeneXusServer16\VDir\Bin\Backup.msbuild の場合、
ServerPath の既定値は C:\GeneXus\GeneXusServer16 になります。
BackupFolder
使用例: /p:BackupFoler=F:\Backups\GeneXusServer15
バックアップ先フォルダへのパス
既定値: GeneXus Server のインストールディレクトリーの Backup サブフォルダ
BackupType
使用例: /p:BackupType=Diff
バックアップの種類 (Full または Diff)。次の場所にある SQL Server のドキュメントを参照してください。
https://docs.microsoft.com/en-us/sql/relational-databases/backup-restore/back-up-and-restore-of-sql-server-databases?view=sql-server-2017
既定値: Full
BackupMaxItems
使用例: /p:BackupMaxItems=8
バックアップの種類ごとに残しておくバックアップファイルの数。
たとえば、新たにフルバックアップを作成する場合、最新のフルバックアップを
{BackupMaxItems} 個残すために、その前のバックアップが必要な数だけ削除されます。
既定値: 3
SQLServerAuthentication
使用例: /p:SQLServerAuthentication=SQL
SQL Server に使用する認証タイプ。
有効な値は Win (Windows 認証) または SQL (SQL 認証)
既定値: Win
SQLServerUser
使用例: /p:SQLServerUser=gxserverop
SQL 認証を使用する場合のユーザー名
既定値: {空}
SQLServerPassword
使用例: /p:SQLServerPassword=test
SQL 認証を使用する場合のパスワード
既定値: {空}